INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

輸出産業についての話

よく愛国家の方々が

「輸出する人(会社)は、外貨を稼いでくるからエライ」

「日本はもっと輸出して海外からお金を稼ぐべき」

みたいなことを言うけどさ。

 

本当に輸出がエライのかどうかはさておき、

私はそもそも輸出って、

「狙ってやれるものじゃない」

と思うんだよな。

むしろ私が思うのは、

「輸出は、その国の性格的傾向の真逆が現れたもの」

みたいなことなんだよな。

 

 

・・・と言うだけじゃ意味わかんないと思うので具体例をあげると、

 

たとえばアメリカは3w2っぽい、おもくそイキったドE型の国で、

I型(内向型)は市民権がなさそうな国だろ?

 

実際、I型がアメリカに生まれると、

「ああ、この子の内向的な性格は、どうすれば治療できるのだろうか」

なんてことを、まったく悪気なく言われてしまったりする。

 (で、ますます外出が嫌になって、「I型=不気味な犯罪者予備軍」

  という偏見が広まっていくという悪循環になるわけである)

 

 

このようになるのは、アメリカの国民性、すなわち

「どういう性格の人がその国の歴史において活躍したか」

という観点での国内人気投票の結果が

3w2(イキリ)を支持しているということであり、

つまりアメリカではスーパーマンのような正義の味方がエライ

とされているわけである。

 

一方で、九角形の絵において3w2から180°ずれた位置にいるタイプ(=真逆タイプ)

である七w8(ヒキニートや、その周辺である

七w6(兵器開発者)8w七(姉御親分)などは、

正義の味方イキリマンとは真逆の傾向をもっているぶん、

米国内では日本以上に「キモオタ」としてバカにされ、迫害される。

特に意地悪E型が大繁盛しやすい田舎都市では、

そのような傾向は顕著であっただろうと推測される。


しかし、よく考えてみてくれ。

アメリカで最も優秀な輸出産業は何だ?

それはITや兵器であろう。

つまりキモがられまくっていた「T七(=T5)のアメリカ人」が作ったもの

が彼らの主要な輸出品目になっているということであり、

私に言わせれば、

「迫害された性格型の怨念が、すなわちその国の輸出産業となる」

ということなのだ。

 

その一方で、

3w2の大好物である「クルマ」やら「ファッション」などのイキリ分野では、

アメリカはむしろ日本などの地味国からお買い上げする「お得意様」

のような存在になっており、とてもじゃないが輸出産業にはなりがたい。

 

このことは、アメリカのAmazonのページを見てみれば実感するかもしれない。

しょうもないTシャツとかが一枚40ドル以上の高額でごりごり売られているのに、

電気部品や日用雑貨はほとんど1桁ドル(送料込み)という超激安になっている。

アメリカ人の金銭感覚はおおむね日本の3倍感なのに、

雑貨の値段は日本と変わらないか、へたすると安い。

イキリグッズは超高額なのに、雑貨等は恐ろしく安いのである。

 

このような状況において、もし自分がアメリカ人だったら、

「外国で服を売ろう」と思うだろうか?

おそらく思わないだろう。

そりゃそうだ、国内で売るのが一番高く買ってもらえるのだからな。

 

一方で、コンピュータは今でこそアメリカの誇りとなっているが、

かつてのアメリカでは

「あいつ、パーティも出ないでコンピュータだってよ。ひえー、きもっ!!

 なんかコンピュータとか好きなやつって、キモすぎるやつが多くない?」

とか言われていたであろうことは想像に易い。

 

だからこそ、迫害されし者は外国へ目を向けたのだ。

 

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さて、じゃあ日本は?というと、日本は

『権現様たる徳川家康ESTJ6w七が最もエライ』

と言う260年の歴史の結果、基本的には6w七の国である。

(最近はT9化が著しく、もはやT6の時代は終わった感があるが)

 

だとすると、6w七の真逆である

2w1(ドラマ好き主婦)、あるいはその周辺である

1w2(因業大家)、2w3(昭和アイドル)

あたりが虐げられることになるはずであるが、

これらの人種が生み出すであろう産業は、ズバリ「アニメ」であると思う。

アニメはストーリーにおいては昼ドラ的な部分があり、

同時に声優などは昭和アイドル産業によく似た分野でもある

(多才が要求される点は昭和より格段アップしてるけど)。

 

余談だが、平成後期以後の日本は、

昭和時代の「暴走族がモテモテ」という腐った反抗文化の残骸として、

なんとなく

9w8(何でも反対するマン)が結構エライ

という謎の雰囲気があったりするので、

今後はその真逆周辺である

4w五(ヒモ文芸家)五w4(薬中スポーツマン)4w3(甲斐性なし芸術家)

あたりからも輸出産業が誕生し得る土壌になっているかもしれない。

(4w五の産業は「アダルトビデオ」なあ? 会話の9割がエロ話だったナンパ先輩を思い出す・・・。)

(あとメジャー選手の活躍とかもその一環かもしれない。芸術家も輸出に向きそうな気がする。)

 

 

さて、ここで私を含むINTP(大部分がT七)はと言うと、

なんだかんだでINTPは日本ではわりと「多数派に守られた存在」であり、

ぶっちゃけ勉強ができるというだけで国内でちやほやされやすいぶん、

外国に行こうという気になる人が少なかったりする傾向があると思う。

(そりゃそうだ、国内のほうが高く買ってもらえるのだからな)

 

そういえばひろゆきINTPがたまに「日本のITは周回遅れ」とか言って煽っているが、

その理由を突き詰めれば「日本はT七(=T5)がちやほやされすぎ」という点に

あるわけでして。

 

日本のネット討論番組とかでは

「日本のITがダメなのは、大学教員の給料が安すぎるからだ!」

みたいな浅すぎることを言ってる人もいるけど、

そんなのまったく関係ないやろと思うのは私だけではないと思う。

 

(ちなみに日本の大学教員の給料が他国よりも安いのは、日本では

 「リーダーっぽい執念と押しの強さを備え、おまけに勉強も得意なENTJ」

 が受験で最強に有利(でも研究はカス)であるために、

 ほとんどの大学がENTJのための畑になってしまっているというだけの話である。

 でも、もし仮にこれが劇的に改善されたとしても、日本の学者は海外進出する動機は

 あまり強くないだろうと思う。少なくとも平成まではそうだったと思う。)

 

(なおおっさん年代のINTPに関しては、ひろゆきが参考になる。これは前にも書いたことだが、

 ひろゆきの成功理由は若いころに受験で失敗したことが逆に海外行きの動機となり、

 アメリカという真逆の国に留学したことが大きかったと私は思っている。

 しかし、そのひろゆきも今では国内で主に女性からチヤホヤされまくりの状態であるため、

 やはり彼も「自らを海外に輸出しよう」という動機は希薄となってしまいやすい。

 結局のところ、日本のINTPは国外に売れるような産業や人材を生みがたい人種なのだと思う。

 なおくどいようだがこれは平成までの話で、令和は知らない。若いINTPはがんばってみてくれ。)

 

 

さて、ちと話が逸れたので本題に戻ると、

「各国の輸出産業は、その国で最も虐げられている人達の産業である」

というのが私の言いたいことであり、

それをわかっていない討論番組の人達が

「日本は長所を活かしてもっと輸出をがんばるべきだ」

とか適当なことを言ったとしても、それは寝言でしかないということである。

 

(むしろ日本の輸出品である「クルマ」は日本のソーシャル分類3-6-9のなかで

 T3が最も不人気な文化だったからこそ輸出が達成できたわけでして、

 つまり輸出産業とは「国内の嫌われ者」に近いものなわけだから、

 そういうのは黎明期において「国の長所として国策支援」なんてされるはずがなく、

 怨念を燃料にして自力で突破するしかないのである。)

 

(ていうか、討論番組の人が言ってることって、なんか進撃の巨人「マーレ人」を思い出すわ。

 巨人族をさんざんバイキン扱いで迫害しておきながら、いざとなったら揉み手で巨人頼み、みたいな。

 でもまあ、国が「輸出を頑張れ」っていうのは、ぶっちゃけそういうことだからなあ。

 ちょっと話はそれるが、いま日本では、私のように外国からchatGPT-4の使用権をお買い上げする

 消費野郎がさもカシコイかのように言われて、ちょっと褒められたりする雰囲気があるだろ?

 でもそれって、日本人が作ったでかいクルマに乗るアメリカ人がイキるのと似てるんだよな。 

 消費でイキれるのは、生まれ落ちた場所が幸運だったという意味なんだ。)

 

(私は最近、かつて愛読していた藤田田の本に書かれていた「輸出なんてするな、輸入をしろ」

 という言葉について、いまさらながら何度も反復して考えている。

 日本が貧乏化する今、私もバカ丸出しで「もっと高く売れそうな外国はないか」と考えたりする。

 でも、そんなナメた考えが通用するほどには世の中は甘くない。

 単純な転売ヤーみたいな話は別として、T七の分野で外人と産業競争するのは至難だと痛感する。 

 なぜなら日本では、アメリカのTシャツのように、T七系の素材がすぐ高騰してしまうんだ。

 日本は「T七分野が大好きで、わがままでカモり放題のお得意様」とみなされているからな。

 そうすると私としては、「素材が高い国で輸出って、そもそも無理があるかも・・・」ってなるやん?

 大企業でもこの点は苦しいはずなのに、ましてや私みたいなゴミ事業者は自信をなくす。)

 

(・・・って、何を今さら当たり前の弱音を吐いてるんだってことはわかっているが、

 それを後悔しているかというと、実はあまり反省してないかもしれない自分もいる

 輸出をするということは、最初に国内でいじめられ、迫害されまくることが前提だ。

 そんなの誰だっていやだろう? つまり「輸出は狙ってやれることじゃない」んだ。

 この駄文の冒頭で私が言いたかったのは、そういうことなんですよ。)

 

 

てことで、輸出というのは「迫害に耐えた人へのご褒美」という側面が

あるのかもしれないと思うので、あまり迫害されてこなかった日本の

INTP(とT七産業)は、そのご褒美をもらうのは簡単ではない。

私としては、ともかく自分の置かれている立場を認識して、

そこからちょこちょこ進んでいくしかないわな。

死ぬまでにどんだけ進めるのか知らんけどな。

 

 

さて、なんかちょっと陰気な話になってしまったので、

最後に「他の国の輸出産業」の話をして気分を変えよう。

 

以下に適当に思いつく国を書いてみたのだが、

そもそも各国の主要輸出産業がよくわかってないので、

そのへんに詳しい人は、私の説が合ってるかどうか検証してみてください。


韓国 = 4w五の国 = 9w8,9w1,8w9あたりが迫害される

     → 外国に売り飛ばされるのは平成アイドル(9w1)かな?

 

中国 = 8w9の国 = 4w3,4w五,3w4あたりが迫害される 

     → 税関という因業山賊を討伐した偉大なるアリババ(3w4)

 

ドイツ = 1w2の国 = 6w五,6w七,五w6あたりが迫害される

     → 大工や測量士の味方ボッシュ製品は安くて壊れない!

 

イタリア = 2w1の国 = 6w七,6w五,七w6あたりが迫害される

     → はて?輸出されそうなのは日用品か???

      (ぶっちゃけイタリア製品なんてピザとフェラーリしか思いつかん。

       あ、ひょっとして、おもくそ日常食の「パスタ」か?)

 

フランス = 4w3の国 = 8w9,8w七,9w8あたりが迫害される

     → 輸出すべきは核ミサイル(8w9)???

      (核はともかく、航空機はけっこう輸出されてたと思う。

       でも割合的にはブランドバッグとかブランドワインとかのほうを

       主な輸出品としてそうで、フランスは私の説に合ってない感じ。

       フランス=4w3という認識がもう古すぎたのかもしれない。

       フランスはなんか価値観が遠すぎてよくわからん。)