INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

資格とコンサルの話

知り合いに、資格マニアみたいな人が3人くらいいるんだけどさ。

 

それぞれA氏、B氏、C氏としよう。

 

1人めのA氏は運転免許系の資格マニアで、

運転免許をコンプリートすることが野望らしい。

ただ、私はこの分野にあまり興味がなくてよくわからんので、

ここではパスすることにする。

 

 

2人目のB氏は住宅系の資格マニアで、

土地だの水道だの電気だのの資格試験をたくさん受け、

合格したり落ちたりしながら、しょっちゅう資格の話をしている。

 

分野的には、B氏の分野にはちょっと興味がある。

だから話を聞くぶんにはおもしろいのだが、

この人(女性)に実際に何かを有償で依頼すると、たいてい

「できるかどうかわからない。

 やったことがないし、道具も持ってない。

 ちゃんとした業者に頼んだ方が良いと思う。」

と言って逃げてしまう。

 

どうやら、彼女は仕事として他人に技能を売ることが目的ではなく、

【自分で色々やれるようになることが目的で、資格はそのための補助的手段】

というスタンスで勉強をしているようである。

まあ、資格の本って読みやすいうえによくまとまっているから、

コスパのよい教科書として資格本が好きなのかもしれないな。

(でも、だったら教科書だけ読めばよく、わざわざ受験しに行く必要はまったく

 ないやんと思わないでもない)

 

 

3人目のC氏はアドバイザー系で、

彼は私よりも年上のいい歳こいたおっさんなのだが、

FP(ファイナンシャルプランナー)だの企業診断士だのが好きで、

わざわざ塾に通って一生懸命勉強している。

 

C氏曰く

「定年後に、ちょっとした飯のタネになればいいなと思っている」

「コンサル的なことをやりたい」

とのことだったが、

私は彼の生涯学習っぽい姿勢には共感しながらも、

ひとりの末端経営者として、なんか微妙な反感を感じた。

言っちゃ悪いが、C氏にアドバイスしてもらいたいことがないのだ。

 

彼は、過去に転職に失敗して収入が激減してしまい、株とかでも大損して

まあまあ貧乏な状態だから、たぶん財務の才能はいまいちなのだろう。

人間関係もやや不得意で、会社で重要な職位につきそうな気配がない。

彼の会社への興味は投機の対象としてであり、そのせいか分析が表層的である。

そんな彼が、かりにも何年か存続してきた企業の経営を指南しようなんて、

さすがにちょっと無理筋なのではないか?

 

もし彼がアドバイザーになったら、むしろ一部の客から

「あなたはひょっとしてアドバイスと称して他人にギャンブルをさせ、

 当たったら歩をよこせって言ってるのかい?

 それって、競艇場にいるコーチ屋と何が違うんだい?」

と思われてムカつかれるのがオチのような気がする。

 

ということで、

今日はアドバイス系資格とコンサル業についての話だ。

 

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競艇場のコーチ屋は、「競艇場で確実に勝つ方法」のひとつである。

何しろ彼らは自分では1円も賭けないので、負けることはあり得ない。

あえて穿った見方をすれば、競艇は6艇のレースだから6人にコーチして

それぞれ違う答えを教示すれば、そのうちの1人は確実に当たる。

(彼らはコーチ時にコーチ料として100円もらえ、当たったらご祝儀1割をもらえる仕組みである)

 

まあ実際のところは、競艇コーチの情報になんて何の価値もないということは

競艇ファンなら99.9%がすぐに察知・理解することなので、

彼らの商売は騙し目的の詐欺のような類のものではない。

そうではなく、コーチ屋は感情の商売だ。

 

世の中には、当たった喜びを他人と共有したい人がいる。

もともと人間は、誰か自分の好きな人に、お金とかをあげたい生き物なのだ。

あげるのは誰でもよいわけではない、好きな人限定だ。

従って、コーチ屋になるには他人から好かれる性質が求められる。

 

さて競艇の場合はそれでよいが、会社の場合はというと、

実際に資金を投入して経営をした小零細企業のおじさん社長としては

「何かを犠牲にし、いつも以上に重労働をして、どうにかその成果を得た」

って感じだろうから、たとえ新たな取り組みがうまくいったとしても、

競艇で当たったときのように無邪気に喜ぶことはできないだろう。

 

そんなときに、もし素人アドバイザーのC氏が横ではしゃいで

「やったやった、僕のアドバイスが当たった!僕の予想の通りだった!」

と無邪気に喜んでいたら、C氏に感謝するどころか、

むしろ軽く殺意がわいてしまうかもしれない。

(少なくとも、ご祝儀をあげたい気分にはならなそうだ)

 

会社コンサルは、競艇Youtube投げ銭とは原理が違う。

アドバイザーが感謝を得るには単に感情的に寄り添ったり

幸運をつかんだときの喜びを共有したりするだけではだめで、

もうひとつ「何か」が必要なのだ。

 

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さてそんなこともあり、

私は巷でコンサル業界が賑わっているのが不思議だったので、

どうしてコンサルが盛り上がっているのだろうと思い、

Youtubeでコンサル屋さんの動画をいくつか見てみた。

 

すると、けっこうおもしろいことを言っている人が多かった。

なんか話術があるあたり、さすがプロのアドバイザーである。

 

 

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ただ、そもそもコンサル屋さんの仕事は

「中小企業にとってはコンサル料500万とかメチャ高いと感じるだろうけど、

 大企業にとっては3000万未満なんてタダみたいなもんでしょ?

 ウチは貧乏零細会社なんか最初から相手にしていないのだよ、キミ。」

っていう原理で成り立ってるような気がしたので、

どうやら私には一生関係がなさそうということも分かった。

 

それよりも、私には岡田動画のほうがおもしろかった。

岡田動画はコンサルやアドバイザーについての話ではないが、

もうちょっと広い意味で何かのヒントになるかもしれないと思った。

 

 

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