ちと用があって(*)、
以前書いた「ENTJ3w4の若者」に会ってきた。
(*:別に用がなくても昼飯くらい気軽に誘えばいいんだけど、
用がないと誘うのをためらってしまうあたりが内向型たるゆえんである)
彼は私が製造業に踏み切るきっかけを作ってくれた人である。
当時は20代だったが、もう30代だっけ?
わからんけど、私より圧倒的に若いのは確かだ。
彼の工場は輸出用製品を作っているので、
きっとこの円安で大盛況だろうと思っていたのだが、彼曰く
「輸出はジェットコースターだからしんどい。国内のほうがいい」
ということで、今は輸出と国内販売が半々になっているらしい。
「むしろ材料高騰が痛い」と、私みたいなことを言っていた。
国内販売といえば、そういえば3年くらい前に会ったとき、彼は
「経営を安定させるために、国内販売を月商〇〇円以上にしたい。
そのために今、地獄の営業ツアーをしている」
というような話をしていたな。
まあ営業は彼の得意分野だし爺コマシの達人なので成功しても驚かないが、
こやつの恐ろしい点はその目標額を当然のように達成して、
いつの間にやらその5倍まで行ってやがったことだ。
このへん、さすがENTJと言わざるを得ない。
私にとって目標は「現時点で想定可能な理想的状態」という意味だが、
ENTJにとっては目標は「今年の通過点」みたいな意味なんだろうな、きっと。
=============
てゆうか、今回もっと驚いたのは、1年ほど会っていない間に、
彼が謎のYoutuberになっていたことだ。
登録者が2万人ほどいて、月に20万ほどの小遣いになっているらしい。
内容のほうは、なんかマニアックすぎてついていけない内容だった。
彼は以前にもマニアックな金属系のもの(?)を集めて結構な額を稼いでいたが、
つくづく趣味を小遣い化する天才やなこいつは。
・・・って言ったら、彼は
「でも、ここまで来るのに3年かかったんですよ」
とのこと。
まあ一朝一夕にできることではないことは言われなくてもわかってるけど、
1年前に会った時はYoutubeのことなんて一言も話してなかったし、
その前の金属のときも同様だった。
てことは、彼はたぶん今ごろ、次の「びっくりネタ」についても
ひそかに着々と活動を進めているのかもしれない。
思えば、彼と知り合ったきっかけは彼がうちにバイトに来たことだった。
なぜ自分の工場をほったらかしてバイトに来るのか本当に謎だった。
だって普通に考えれば、エネルギーを2つに割ることは非能率以外の
何物でもないのだからな。(←これはひろゆきもラジオで同じことを言ってた)
でもこのENTJの若者の場合は、あえてそういう非能率をやることが
彼の「謎のスピード感」と関係しているのかもしれない。
(今度聞いてみようかな)
でもそうだとしても、それは誰にでもできることじゃないよなあ・・・?
世の中には「副業的なこと」をやろうとしてる人が多いようだけど、
私の個人的な感想としては、副業を伸ばすのってすごく難しい気がする。
一般的に言えば、本業を伸ばすほうが絶対にラクだと思う。
そのほうが深掘りできて、伸びしろが作りやすいので。
でも、もしそうでない場合があるとしたら、
つまり副業スタイルが成功しやすいケースがあるとしたら、
それは相乗効果を生み出しやすい形態、たとえば
「生活的な分野の本業+アート的な分野の副業」
とかの条件みたいなのがあるのかもしれない。
というのも、アート的なのはたぶん自分の内面が枯れたら終わりだと思うから、
とにかく多くの時間をかければいいってもんじゃなくて、
他分野からのインプットが必要になりそう。それゆえに副業という
スタイルが有効になる場合もあるのかもと思ったからである。
(アートも副業も得意でない私が超テキトーに書いているだけなので真に受けないように)
以上、どうでもいい話でした。