おいおい、また周囲に資格マニアを2人も発見したぞ。
いったいどうなってるんだ。多すぎるだろ。
で、そこそこサンプルが増えてきたので、
なんとなく共通点らしきものが見えてきた。
それはずばり、「高学歴」ということだ。
ちょっと調べてみたところ、下の動画の2:50くらいのところで
高学歴者が資格にハマるメカニズムが
身もふたもない言葉で説明されていた。
動画主の言葉のままに文字起こしすると、
『資格への挑戦っていうのは、大学受験の再現なんです。
過去の栄光ですよね。
ペーパーテストがすごく得意で勉強ができてちやほやされてきた人が、
なんか仕事になるとうまくできない、うまく評価されないという人がですね、
過去の栄光である大学受験の栄光とか成功体験を再現するべく、
難関資格に挑むっていう構図があるんですよ』
うん・・・・。
言い方はひどすぎるが、まあそんな感じがものすごくする。
そして、これにハマるのは、どうやらT七族(=T5族)のようだ。
以前は「T5分野をこじらせたT5もどきの人」がハマるのかなと思っていたが、
実際にサンプルを見ていると、
どうやらT5が本体の人が結構多いということがわかってきた。
つまり、私も要注意だし、このしょうもないアホブログをわざわざ
読みに来るような活字中毒の人も、まあまあ要注意ということである。
てゆうかちょっと補足すると、若い人は大丈夫なんだよ、たぶん。
資格という魔物は、中年以降になってからがやばい。
若いうちは、色々やることがあるから過去の栄光に浸る必要もないし、
仮にハマったとしてもすぐに現実に気づいて目が覚めれば
たいしたダメージにはならないであろう。
しかし中年以降だと、ただでさえ加齢とともにポンコツ化するのに、
転職市場とかでもだんだん邪険に扱われるようになってきたりすると、
現実が非常に酷になってしまう場合がある。
そのため、厳しすぎる現実から逃避するために
「資格教」ともいうべき宗教にのめりこむ人が発生しやすいのだ。
・・・って書いても、そういう人を見たことがない人には
「そんなやつ滅多におらんやろ」
って思って、信じられないかもしれない。
でもね、実際にたくさんいるんですよ。
実際に見たら、まじでびびりますで。
なんか急速に老けてきた感じのおじさんが、うれしそうに
「資格を取って副業化すれば、月収十万アップは堅いよ。
データ的に言えば、月収百万もそんなに珍しい話ではない。
まあ僕はそこまでは望んでないけどね~、ウフッ♥」
とか言うんやで?
私としては、
「うん、あまりそういうこと言ってると離婚されるかも
しれないから気をつけて。ほどほどに楽しんでね」
とでも言いたいところなんだが、完全に信じ込んでるため、
本音直球専門の私でさえもそんなことは言えない。
そして、だんだん会話することが苦痛になる。
このような中高年をカモにする教育ビジネスがあまりにも多く氾濫して
しまっているため、私のようなおっさんの年齢になると、
周囲に患者がいっぱいという状態になってくるわけである。
そういえば、思い出したことがある。
十年ほど前に、近所の私立大学の先生に呼ばれて一度だけ覗いた「経営学」の
講義で、奇妙な中高年のおじさんたちが鈴なりに座っていた光景だ。
みな熱心に講義を聞き、目を輝かせて、一生懸命ノートをとっていた。
大学なのに、なぜか若い人が非常に少なかった。
その頃は、私もよく考えずに
『なるほど、これが生涯学習ってことですね!!』
とか言って浅はかに納得していたが、今考えてみれば、あれは怖い光景だった。
中高年をカモる「教育教」は、あの頃にはもう、すでに蔓延していたのだ。
てことで、アホブログ読者の方も気を付けてください。