INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

1年前のニュースについて、いまごろ話してみる

ニュースの9か月後に書き、そこからさらに放置したのち、

ついに公開のときを迎えました。

 

あまりおもしろくないですが暇つぶしにどうぞ。

 

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なんかだいぶ前に書いてみて、

読み返したら面白くなかったので

公開せずにほったらかしになっていた駄文があった。

 

内容はFTXについての話なんだが、数日前にヤホーニュースで

「~~氏に有罪判決」とかいうニュースがあり、思い出したのだ。

せっかくなので公開してみようかな。

 

ド素人がテキトーに書いてるので間違ってるかもしれないが、

まあこういう考えもあるくらいで容赦してください。

では、はじまり。

 

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9か月ほど前に、アメリカのFTXという取引所(?)がボンバーして

騒ぎになっていたが、

それからほんの2か月もすると、びっくりするくらい沈静化し、

もうまったく話題に上がらなくなった。

 

(その証拠として、youtubeで「FTX」を検索をしてみてほしい。

 動画は9か月~7か月前のものばかりで、それ以降ではFTXをテーマにした動画は

 ほとんど発見することができないはずだ)

 

私は仮想通貨とかにぜんぜん詳しくないので、

私ごときが講釈をたれるのは誠に恐縮なのであるが、

FTX事件とは以下のようなものだったと勝手に理解している。

 

 

【私から見たFTX事件のあらましと感想】

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事件のあらまし

(1)いわゆるポンジと呼ばれるものの一種として、

   もじゃもじゃ頭のサム氏という、いかにもインチキな感じの顔をした奴が

   自転車操業で利払いだけしながら兆単位の金を集めていたことが判明。

   (この時点では、別に珍しくもない詐欺であった)

   

(2)FTXにおける「利」とは、いわゆる時間利息ではなく値上がり幅のことであり、

   もじゃもじゃ頭は集めた金で通貨を自己購入して相場を吊り上げることをもって

   顧客に値上がり幅という「利」を提供していた。

   (これもべつに珍しくない。昭和の不動産バブルでも同じ手法が使われていた

    と父が言っていた。父は煽り屋だったがバブルにはすごく否定的だった)

 

(3)世間が驚いたのは、もじゃもじゃ頭が相場を吊り上げるために使っていた

   自己購入費が、人々の想像よりもだいぶ少額で済んでいたことだ。

   もっとわかりやすく言うと、

   「価格を吊り上げるために100万円突っ込めば、その通貨全体額が

    +200万円になるくらい相場を吊り上げることができていた」

   ということが世間に知れ渡った。(※200という値はテキトー)

 

   上記の吊り上げ倍率を仮に「ゲイン」と呼ぶことにすると、

   本来であれば、総量の価格が1億円のところに100万円突っ込んでも

   単価は1%しか増えない(ゲインが1倍)というのが数学の原則のように

   思うのだが、なぜか「取引所」ではそういう考えはタブー視され、

   あくまで直近の取引成立額のことを「相場」とする。

   そのため、わりとしょぼい量の取引で価格が決定してしまう仕組みに

   なっているわけである。

   (これは不動産でいうところの路線価額の決め方と似ている)

   (普通にゲイン1倍になるように設計することもできるはずなんだけどな)

   

   このことをもっと単純化して言うと、要するにもじゃ夫としては

   ・新通貨がスタートしたら、とりあえず毎日チマチマと自己購入を入れる。

   ・買い注文が入ったら、そのぶん自己購入を減らしてもよい。

   ・売り注文が入ったら、そのぶん自己購入を増やす必要がある。

   上記のようなデイリークエストを毎日チマチマやってれば、

   比較的少額で初期価格を吊り上げることができる。

   そうなれば世間が注目してくれるからこの時点で自己購入はやめ、

   あとは世間のプレイヤーに適当にやらせとけば手数料が入ってくるし、

   なんなら金持ちに他者の注文情報を売るなどの禁じ手もあるかもしれない。

 

  (もじゃもじゃはそれでは飽き足らず、自社の株価を吊り上げるために

   いつまでも自己購入をやっていたみたいだけどな)

 

   もじゃもじゃ事件は、上記のような

   相場取引所のショボすぎる舞台裏

   すごくわかりやすくお茶の間に知れ渡ってしまったという点で、

   詐欺事件としてはちょっと新鮮な感じの事件であった。

 

   (なおこの事件について聞いた私は、真っ先に孫正義氏の困った顔が頭に浮かんだ。

    孫氏は自社株購入を積極的に使っていたから、たぶんゲイン活用が上手だったのでは

    ないかと想像したのだ。そして、孫氏は思ったかもしれない。

   「このもじゃもじゃ野郎、余計なことしやがって、まじでコロすぞ」と。)

 

 

(4)上記3の事柄は、

   「価格を下げずに売り抜けることがいかに難しいか」

   を世間に深く思い知らしめ、

   相場について漠然とした疑念を生じさせた。

  (そりゃそうだ。もし100万を売るだけで全体が300万下がってしまうようなものだと、

   「現在単価×保有数」の値には何の意味もないという話になってしまう)

  

(5)上記4による結果、世の銀行マンやら証券マンやらのT1族のあいだで、

   おそらく以下のような認識が加速された(と私は推測した)。

   

   銀行マン:

   「現在価格のまま売却することが困難あるいは不可能なものは、

    本当は有価証券とみなすべきでないんだろうな。てゆうか、

    もはや債権としてすら認めるべきではないかもしれない。

    認められるのは買い値ぶんだけ、つまり多すぎる在庫とか

    のれん代みたいに「まだ損金処理してないだけっぽいもの」

    として扱うべきなのかもしれない。

    ・・・ってことは前からわかってたけど、そんなこと言ってたら

    販売ノルマが達成できないから知らんふりするしかない。

    でも今回、このことが世間に赤裸々にバレてもうたわけだから、

    もうこの種の貸借表論法を使って投資勧誘することは許されなくなり、

    見て見ぬふりすることもできなくなっていくだろう

    やりにくくなるぞ。もじゃもじゃの野郎、まじでクソやな。」

 

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ということで、銀行とかが本気で「やべえぞ」と考えることで

この事件は会計界にそこそこ大きな影響を与え、

その結果として相場ゲーム自体が下火になっていくのではと私は思った。

 

だが実際にはそのような予想は1ミリも当たらず、

結果は先に述べたように2か月も経たずに事件は風化し、

まるで何事もなかったかのように相場界はにぎわっている。

 

ひょっとすると世間は、

再びゲームを盛り上げてくれるポンジヒーロー

早く現れることを心待ちにしているのかもしれない。

 

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とまあ、FTXの話はこのへんにしておくが、

私が思うのは、そもそもこれほど人為的に操作しやすいものって

ゲームとしてはあまりおもしろくないんじゃ?ということである。

 

これって取引所と金主がグルになったら、どうしようもなくね?

てゆうか、私には取引所自体がそれをやるための仕組みにしか見えないんだが、

いったい相場ルールの何がそんなに人々を魅了するのであろうか。

 

ひょっとして、社会(世界)全体でやるゲームだからかな?

w6の私は6力が死んでるゆえに、その魅力が理解できないのか?

もしそういうことならなんとなく納得するような気もするのだが、

それはそれで、なんか淋しいものがあるな・・・。

 

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さて、なんかちょっと憂鬱な気分になってしまったので、

最後に猫ミームの動画を貼って和やかにしておくことにする。

この動画は、詳しいことは知らんが、東南アジアの通貨の話らしい。

 

私はFTXの話を聞いた時は、頭の中に

「袢纏(はんてん)を着たもじゃ夫がこたつでパソコンを操作している情景」

が浮かんできて気分が萎えまくったのだが、

この動画ではファンドが空売りしまくる場面が

猫パンチ連打で表現されていたので、これなら萎えなかった。

短くてすぐ見れるので、興味のある方はどうぞ。

 

 

 

www.youtube.com

 

 

資格マニアがいっぱい

 

おいおい、また周囲に資格マニアを2人も発見したぞ。

いったいどうなってるんだ。多すぎるだろ。

 

で、そこそこサンプルが増えてきたので、

なんとなく共通点らしきものが見えてきた。

それはずばり、「高学歴」ということだ。

 

ちょっと調べてみたところ、下の動画の2:50くらいのところで

高学歴者が資格にハマるメカニズムが

身もふたもない言葉で説明されていた。

 

 

www.youtube.com

 

 

 

動画主の言葉のままに文字起こしすると、

 

『資格への挑戦っていうのは、大学受験の再現なんです。

 過去の栄光ですよね。

 ペーパーテストがすごく得意で勉強ができてちやほやされてきた人が、

 なんか仕事になるとうまくできない、うまく評価されないという人がですね、

 過去の栄光である大学受験の栄光とか成功体験を再現するべく、

 難関資格に挑むっていう構図があるんですよ』

 

 

うん・・・・。

言い方はひどすぎるが、まあそんな感じがものすごくする。

 

そして、これにハマるのは、どうやらT七族(=T5族)のようだ。

以前は「T5分野をこじらせたT5もどきの人」がハマるのかなと思っていたが、

実際にサンプルを見ていると、

どうやらT5が本体の人が結構多いということがわかってきた。

 

 

つまり、私も要注意だし、このしょうもないアホブログをわざわざ

読みに来るような活字中毒の人も、まあまあ要注意ということである。

 

 

てゆうかちょっと補足すると、若い人は大丈夫なんだよ、たぶん。

資格という魔物は、中年以降になってからがやばい。

 

若いうちは、色々やることがあるから過去の栄光に浸る必要もないし、

仮にハマったとしてもすぐに現実に気づいて目が覚めれば

たいしたダメージにはならないであろう。

 

しかし中年以降だと、ただでさえ加齢とともにポンコツ化するのに、

転職市場とかでもだんだん邪険に扱われるようになってきたりすると、

現実が非常に酷になってしまう場合がある。

そのため、厳しすぎる現実から逃避するために

「資格教」ともいうべき宗教にのめりこむ人が発生しやすいのだ。

 

 

・・・って書いても、そういう人を見たことがない人には

「そんなやつ滅多におらんやろ」

って思って、信じられないかもしれない。

 

でもね、実際にたくさんいるんですよ。

実際に見たら、まじでびびりますで。

なんか急速に老けてきた感じのおじさんが、うれしそうに

「資格を取って副業化すれば、月収十万アップは堅いよ。

 データ的に言えば、月収百万もそんなに珍しい話ではない。

 まあ僕はそこまでは望んでないけどね~、ウフッ♥」

とか言うんやで?

 

私としては、

「うん、あまりそういうこと言ってると離婚されるかも

 しれないから気をつけて。ほどほどに楽しんでね」

とでも言いたいところなんだが、完全に信じ込んでるため、

本音直球専門の私でさえもそんなことは言えない。

そして、だんだん会話することが苦痛になる。

 

 

このような中高年をカモにする教育ビジネスがあまりにも多く氾濫して

しまっているため、私のようなおっさんの年齢になると、

周囲に患者がいっぱいという状態になってくるわけである。

 

そういえば、思い出したことがある。

十年ほど前に、近所の私立大学の先生に呼ばれて一度だけ覗いた「経営学」の

講義で、奇妙な中高年のおじさんたちが鈴なりに座っていた光景だ。

みな熱心に講義を聞き、目を輝かせて、一生懸命ノートをとっていた。

大学なのに、なぜか若い人が非常に少なかった。

 

その頃は、私もよく考えずに

『なるほど、これが生涯学習ってことですね!!』

とか言って浅はかに納得していたが、今考えてみれば、あれは怖い光景だった。

中高年をカモる「教育教」は、あの頃にはもう、すでに蔓延していたのだ。

 

てことで、アホブログ読者の方も気を付けてください。

 

大日本ESTJ

私は昔、NHKの番組をよく見ていた。

 

これにはどうでもいい家庭の事情が関係している。

私はE型の妻が帰宅したらすぐにテレビをつけやがるのが苦痛であったため、

テレビに関する争いがたびたび起こっていたのだ。

私:「うるさいからテレビを消してくれ。」

妻:「いやや、見る。」

 

このような不毛な争いを避けるため、私はひとつの妥協案を出した。

 

「じゃあ、こういうのはどうだ。

 僕はバラエティ番組とかは音声を聞いてるだけで脳が腐りそうなので、

 せめてNHKにしてくれないか?

 NHKなら、【キャー!!】とか【ポヨヨヨ~ン】とかの

 殺意を発生させる音が少なめだから、僕としても許容できる。

 てことで、NHKならいつでもつけてOKというのはどう?」

 

ということで、以後そのようになったのである。

 

当時見ていたNHKの番組のうち、私のお気に入りは戦争関連の番組であった。

特に大本営ネタは夫婦共通の笑いのツボで、

いったいどうやってこんなにおもしろい口調を考えついたのだろうと感心し、

私は今でも折に触れ、大本営の物真似をしている次第である。

 

 

大本営発表の動画】

(説明するまでもないと思うが、実際に沈んだ正規空母など一隻たりともない)

www.youtube.com

 

 

 

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話は変わるが、私の妻はESTJ6w七型である。

3w2のESTJほどガチガチの伝統主義ではないが、

とはいえESTJなので、やっぱり

「最近の若者は・・・」

なんてことを考えがちな性分でもある。

 

以下、新入社員に関する妻との会話。

 

 

「あんたも知ってる〇〇さんだけどさ、

 最近チームに新人が入って、頭を抱えてるよ。

 なんかすぐにタイパがどうとか言ってくるから、

 その子と会話するのが苦痛でしょうがないんだってさ。」

 

「そんなの僕らのときだって、1つ下のM君とかいつも

 【とにかくゼニっすよ、ゼニ! 仕事の内容とかどうでもいいっす!】

 とか言いまくってたやん。当時の年寄りは引いてたと思うで。

 いつの時代も一緒とちゃうの?」

 

「そんなことない。M君はなんだかんだで会社に愛着があり、

 【この会社は給料いいから最高っす!ゼニライフ万歳っす!】

 とかも言ってたから、おじさん達には案外かわいがられてたよ。

 そしておじさんに愛され過ぎて残業地獄にハマってたわw

 M君の話はともかく、私らの時は内定辞退なんて滅多に

 いなかったし、早期に退社する人も少なかった。

 でも今は内定辞退者が3割もおるんやで?3割やで?

 時代は変わったなあって思うわ。」

 

「まあ今は超売り手市場やから、そうなるのは必然やろな。

 嫌なら雇わなきゃいいんだよ。

 ちなみに僕はもう、とっくにそうしてるで?

 【ワレワレ大本営株式会社ハ、モハヤ若者ヲ相手トセズ!!】

 って、普段から言いまくってるし。」

 

「その大日本的な考え方は最高やけど、それじゃ会社が維持できへん。」

 

「ええやん、別に。

 僕らは僕らが楽しく過ごすために仕事してるんだよ。

 若者は若者で、縮小した会社で彼らが楽しくなるようにすればいいよ。

 さっさとあきらめたほうがいいと思うけど?」

 

「私はそれでもいいけど、株主はそれでいいって言うわけがない。

 今後もいっぱい稼げるように、しっかり後輩を育てなさいって

 言うに決まってるやん。株主からそう言われたら、その方針に

 従って行動するしかないやん。」 

 

「まあそりゃそうだ。それはご愁傷様としか。

 うん、頑張って後輩を育ててくださいね。グヒヒw」

 

「いいなー。私も相手トセズ!って言ってみたいわ。いいなー。」

 

「あれ? 怒ると思ったのに、意外と余裕あるな?」

 

「だって、私のチームにも新人はおるけど、〇〇さんみたいにハズレは

 引いてないからね。いつもながら、〇〇さんの運の悪さはすごいw

 私のチームの子はスポーツ入社の、がんばり屋の女の子やねん。

 いい子が割り当てられて、ほんまラッキーやったわ。

 ただ、タイパという言葉は周辺から何回も聞くから、

 なんかその言葉自体がイラっとくるなーと思ったわけよ。」

 

「ああ、本題はそこやったんか。例によって若者言葉がむかつくとw

 自分はタイパという言葉がむかつく、それは何故なのかってことやね?

 えーと、それは自営業における売上と利益率の話に似てるかもしれんな。

 たとえば売上が10万しかなかったら、たとえ利益率100%でも利益は10万やろ?

 売上が10万程度じゃ、時間単価や収益率でイキったって何の意味もない。

 つまり絶対額が小さい段階から効率のことばっか考える奴はアホ、と。

 これはサラリーマンでも同じことで、給料の絶対額が少ない段階から

 効率よく稼ぐことを考えるのは早計で近視眼的だと言いたいのでは?」

 

「そうだ、それだ!

 なんか現時点の収入ですぐ満足してるのが見え隠れするあたりが

 気に入らんかったんかも。なんかすっきりしたわ。

 なぜすぐにわかった?」

 

「それはまあ、僕の父親がいつも言ってたことやからかな?

 君も知ってる通り、僕の父親はろくでなしだったくせに

 僕にえらそうに【家主にだけはなるな】とかいつも言っていた。

 父親曰く、人間というのは収入源とその上限が固定されると、

 あとはもうセコケチなことしかやることがなくなるんだとさ。

 父はいつもセコケチが一番嫌いって言ってたから、

 その代表的存在が取引先のサブスク家主達だったんだろうな。

 逆に、父は収入を増やそうと営業しまくる人間がすごく好きで、

 そのへんは君と気の合うところだったかもな。」

 

「なるほど、さすがお義父さんやな。わかるわー。

 私は営業はできないけど、収入を増やそうとしない人は好きじゃないわ。」

 

「さすがも何も、父親は収入をすべて競艇場に捧げるクズやったけどな。

 ところで、ひょっとしてその新人は会社に残るつもりが無いのでは?

 それなら今の会社での収入にこだわることのほうが近視眼的ということになり、

 今のことよりも転職後のことを考えるべきだと思ってるのかもしれんぞ。」

 

「それはなんかむかつく。

 今の会社で給料を増やせない人が次に移ったらきっと増えるとか、

 そんなうまいこといくわけないやん! って言いたくなる。」

 

「はい、いかにもESTJらしいご意見ありがとうございました。

 まあ確かに、給料ってそういう傾向があるわな。TJ型恐ろしす。

 ただ、収入も支出もわりと雑魚な僕の意見で言うと、倹約は倹約で

 けっこう脳内麻薬が出るらしいから、増えて嬉しいのもケチって

 嬉しいのも、実は似たようなもんなのかもしれんで?」

 

「それは知ってる。だからこそケチはあかんねん。

 私は自分にケチの才能があることを、なんとなくわかるねん。

 だから、そうなったらあかんって、いつも自分に言い聞かせてるねん。」

 

「それはつまり要約すると

 ケチの大天才であるワタシでさえも自制して思い留まっているというのに、

 ケチの才能もない雑魚どもが、タイパとか上級ケチなこと言ってんじゃねえ!

 ・・・ってこと?」

 

「そういうことかもしれんw」

 

 

そんなわけで、

やっぱりESTJはESTJであることをやめることはできないという話でした。

終結論が自画自賛で終わるあたり、さすがっていうところかな。

 

資格とコンサルの話

知り合いに、資格マニアみたいな人が3人くらいいるんだけどさ。

 

それぞれA氏、B氏、C氏としよう。

 

1人めのA氏は運転免許系の資格マニアで、

運転免許をコンプリートすることが野望らしい。

ただ、私はこの分野にあまり興味がなくてよくわからんので、

ここではパスすることにする。

 

 

2人目のB氏は住宅系の資格マニアで、

土地だの水道だの電気だのの資格試験をたくさん受け、

合格したり落ちたりしながら、しょっちゅう資格の話をしている。

 

分野的には、B氏の分野にはちょっと興味がある。

だから話を聞くぶんにはおもしろいのだが、

この人(女性)に実際に何かを有償で依頼すると、たいてい

「できるかどうかわからない。

 やったことがないし、道具も持ってない。

 ちゃんとした業者に頼んだ方が良いと思う。」

と言って逃げてしまう。

 

どうやら、彼女は仕事として他人に技能を売ることが目的ではなく、

【自分で色々やれるようになることが目的で、資格はそのための補助的手段】

というスタンスで勉強をしているようである。

まあ、資格の本って読みやすいうえによくまとまっているから、

コスパのよい教科書として資格本が好きなのかもしれないな。

(でも、だったら教科書だけ読めばよく、わざわざ受験しに行く必要はまったく

 ないやんと思わないでもない)

 

 

3人目のC氏はアドバイザー系で、

彼は私よりも年上のいい歳こいたおっさんなのだが、

FP(ファイナンシャルプランナー)だの企業診断士だのが好きで、

わざわざ塾に通って一生懸命勉強している。

 

C氏曰く

「定年後に、ちょっとした飯のタネになればいいなと思っている」

「コンサル的なことをやりたい」

とのことだったが、

私は彼の生涯学習っぽい姿勢には共感しながらも、

ひとりの末端経営者として、なんか微妙な反感を感じた。

言っちゃ悪いが、C氏にアドバイスしてもらいたいことがないのだ。

 

彼は、過去に転職に失敗して収入が激減してしまい、株とかでも大損して

まあまあ貧乏な状態だから、たぶん財務の才能はいまいちなのだろう。

人間関係もやや不得意で、会社で重要な職位につきそうな気配がない。

彼の会社への興味は投機の対象としてであり、そのせいか分析が表層的である。

そんな彼が、かりにも何年か存続してきた企業の経営を指南しようなんて、

さすがにちょっと無理筋なのではないか?

 

もし彼がアドバイザーになったら、むしろ一部の客から

「あなたはひょっとしてアドバイスと称して他人にギャンブルをさせ、

 当たったら歩をよこせって言ってるのかい?

 それって、競艇場にいるコーチ屋と何が違うんだい?」

と思われてムカつかれるのがオチのような気がする。

 

ということで、

今日はアドバイス系資格とコンサル業についての話だ。

 

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競艇場のコーチ屋は、「競艇場で確実に勝つ方法」のひとつである。

何しろ彼らは自分では1円も賭けないので、負けることはあり得ない。

あえて穿った見方をすれば、競艇は6艇のレースだから6人にコーチして

それぞれ違う答えを教示すれば、そのうちの1人は確実に当たる。

(彼らはコーチ時にコーチ料として100円もらえ、当たったらご祝儀1割をもらえる仕組みである)

 

まあ実際のところは、競艇コーチの情報になんて何の価値もないということは

競艇ファンなら99.9%がすぐに察知・理解することなので、

彼らの商売は騙し目的の詐欺のような類のものではない。

そうではなく、コーチ屋は感情の商売だ。

 

世の中には、当たった喜びを他人と共有したい人がいる。

もともと人間は、誰か自分の好きな人に、お金とかをあげたい生き物なのだ。

あげるのは誰でもよいわけではない、好きな人限定だ。

従って、コーチ屋になるには他人から好かれる性質が求められる。

 

さて競艇の場合はそれでよいが、会社の場合はというと、

実際に資金を投入して経営をした小零細企業のおじさん社長としては

「何かを犠牲にし、いつも以上に重労働をして、どうにかその成果を得た」

って感じだろうから、たとえ新たな取り組みがうまくいったとしても、

競艇で当たったときのように無邪気に喜ぶことはできないだろう。

 

そんなときに、もし素人アドバイザーのC氏が横ではしゃいで

「やったやった、僕のアドバイスが当たった!僕の予想の通りだった!」

と無邪気に喜んでいたら、C氏に感謝するどころか、

むしろ軽く殺意がわいてしまうかもしれない。

(少なくとも、ご祝儀をあげたい気分にはならなそうだ)

 

会社コンサルは、競艇Youtube投げ銭とは原理が違う。

アドバイザーが感謝を得るには単に感情的に寄り添ったり

幸運をつかんだときの喜びを共有したりするだけではだめで、

もうひとつ「何か」が必要なのだ。

 

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さてそんなこともあり、

私は巷でコンサル業界が賑わっているのが不思議だったので、

どうしてコンサルが盛り上がっているのだろうと思い、

Youtubeでコンサル屋さんの動画をいくつか見てみた。

 

すると、けっこうおもしろいことを言っている人が多かった。

なんか話術があるあたり、さすがプロのアドバイザーである。

 

 

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ただ、そもそもコンサル屋さんの仕事は

「中小企業にとってはコンサル料500万とかメチャ高いと感じるだろうけど、

 大企業にとっては3000万未満なんてタダみたいなもんでしょ?

 ウチは貧乏零細会社なんか最初から相手にしていないのだよ、キミ。」

っていう原理で成り立ってるような気がしたので、

どうやら私には一生関係がなさそうということも分かった。

 

それよりも、私には岡田動画のほうがおもしろかった。

岡田動画はコンサルやアドバイザーについての話ではないが、

もうちょっと広い意味で何かのヒントになるかもしれないと思った。

 

 

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婚活アプリって、求人サイトとめちゃ似てる

知り合いの息子(21歳)が、マッチングアプリで彼女を作ったらしい。

お相手は同年齢の21歳。

 

その男の子(って21だが)は昔から知り合いなので、私は

「それはよかったね」

と口では言いつつ、内心では

『おいおい、クソな女に騙されてないだろうな? 父ちゃん心配だよ』

みたいな気分になってしまった。

(いや、もちろんそんな余計なことは言ってないけどな)

 

 

このことがあり、よく憶えてないけど私は「マッチング」とかの

キーワードで何かを検索したような気がする。

そしたらYoutubeの野郎がすぐにその検索ワードに食いついてきて、

私へのおすすめ動画にマッチングアプリの動画がめっちゃ出てくるようになった。

 

私は最初は「うざっ」と思って興味なしボタンを押しまくっていたんだが、

サムネに釣られてひとつ見てみたら、なんと、結構おもしろいではないか。

 

私は思った。

 

なんかマッチングアプリ界って、某R社の【求人サイト】とすごく似てるな。

 多くの人が登録/退出をして入れ替わっていく中で

 少数の異常者だけがいつまでも去らずに高濃度化していき、

 そこを訪れる多数の人の精神を削りまくるという構図が似てる。

 

 選び抜かれた異常者というのは、まじで攻撃性の塊だからな。

 彼らのきちがいっぷりは、体験した人でなくては想像しづらい。

 はじめて求人をした人は、きっとその破壊力にびびるはずだ。

 少しでも否定されるとキレ散らかして長時間暴れるやつとか、全然珍しくない。

 

 てことは今後、マッチングアプリ界でも同じことが起こり、

 トラウマ級の精神的ダメージを受けてしまう人が増えていく

 ということはじゅうぶんに考えられるわな。

 

 そういう意味ではマッチングアプリ禍々しいものとも言えるが、

 一方でそこは日本社会の縮図のような場所でもある。

 つまり、マッチングアプリを使ってみる人が増えれば増えるほど、

 日本社会の問題点を実感として理解する人間も増えていくだろう。

 

 

 私論だが、もともと仕事(商売)というのは狩りのような娯楽要素を

 含んでおり、それなりに楽しい活動であったはずだ。

 接客だって、本来は貴重な出会いの一場面とも言えなくもない。

 しかし、ごく一部のキチガイ客の生み出す破壊力がすごすぎて、

 そこで働く人間の精神が、毎日ゴリゴリと削られてしまっている。

 お客の相手をすることが、普通に憂鬱なことになってしまっている。

 これはおかしなことではないか? 

 

 マッチングアプリの問題も同じだ。

 すべてはキチガイを甘やかしてしまった結果なのだ。

 これは一周回ってよい兆しとも言えなくもない。

 よし、今日から私はマッチングアプリの味方だ!

 心あるマッチング業者よ、もっとがんばって繁栄しろ。

 そして、甘やかしは悪であるという世論を広めるんだ!!」

 

と。

 

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そんなわけで、私は恋人アプリよりも地獄度が高そうな「婚活アプリ」

限定し、推薦に出てきた動画を8つほど立て続けに見てみた。

そのなかで、おもしろかったものを3つほど紹介しよう。

 

【1】サムネが女性への煽りになってしまっている点は良くないが、

   内容としてはたいへんわかりやすいもの

 

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(感想)

 お金に関する男女双方の要求は、私が若かった頃とあまり変わってなかったみたいだな。

 (今後は数年後くらいから急速に変化するような気がするけど)

 驚いたのは、男性の年収は女性の年齢に換算可能という露骨な考えは当時は

 言語化されてなかったから、めっちゃわかりやすくなったなと思った。

 もちろん各人が持つ要求条件には個人差があるわけだが、スペックの一般市場価値

 という意味では、上記の換算理論はそこそこツボをついているように思えた。

 (正確には男性側の年齢や女性側の収入も一定の比重で換算式に含まれるはずだが)

 

 

 

【2】当然ながら、ワガママなのは女性だけではなく、男性もである

 

www.youtube.com

 

(感想)

先の等価交換理論で言うなら、相手は47が妥当と言われてもしかたないんだろうな。

でもそれは収入を(一時的にでも)増やせば変化させられるのだから、

考えようによってはそんなに悪い結果じゃないやん。

年齢とか身長とかのどうしようもない条件で制限されるよりはましだ。

私はこのスレ主が何をしたいのかさっぱり分からんかった。

 

 

 

【3】女性側は”普通”を狙えば狙うほどハードモードになる

 

(動画省略)

 

見た動画が行方不明になってしまったが、

婚活では「普通っぽい男」ほど女性に大人気で、たとえば

「年齢30-34、年収480前後、身長170ちょい、顔は星野源

という普通っぽい印象の男と成約するための競争率は、

イケメン医師や弁護士などのハイスぺ男性よりもはるかに高く、

控えめに言っても20倍以上の競争率になっているらしい。

(それを自社のデータを使って数値で説明している動画があった)

 

これは、女性が職業選択で年収800の専門技術員になることよりも

年収300の事務作業員になることのほうがよっぽど競争率が高い

という現象と似ている。

女性は普通でありたいという願望がよほど強いのかな?

 

であれば、男性側は「表面的に普通」を目指せばいいんじゃないのか?

身長とかは伸ばしようがないと思うのでしかたないが、

顔はちょっと気を付ければ「普通の範囲内ぽい雰囲気」になり得るし、

収入だって「最近はまあ普通の範囲内です(過去は普通圏外でしたけどw)

に持っていくことはたぶん不可能ではない。

 

あえて表面的という言葉を使ったが、これは不誠実な考えではないと思う。

なぜなら女性側だって、本音では

「女友達から異常者に見られない範囲を守ってさえいれば、

 表面上のスペックなんてたいして気にしてないわよ」

と思っているに違いないからだ。

 

条件はあくまで足切りライン」という意味に過ぎないのだから、

それさえ突破してしまえば、あとはどうせ性格の相性で決まる。

 

このアホブログ読者に多いであろう理系周辺の話で言うと、

大学の事務局は理系にとって古文や漢文なんて1ミリたりとも

関連性がないからどうでもいいとわかっていても、公立だと

さすがに100点中18点とかの人は足切りにせざるを得ない。

でないと社会の教育体制を否定することになるからだ。

同様に女性というのは、いくらルックスや収入が最重要でないと

思ってる人でも、「ぱっと見で明らかに40点未満な部分がある」

という男は社会安全的にアウトにせざるを得ないのだろう。

(このへんはつくづく男女の違いというものを感じる点であった)

 

 

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【役に立つかもしれない話】

 

さて、何の新しさもない、しょうもない感想ばかり書いてしまったので、

最後に少しは役に立ちそうなことも言ってみる。

(※全員に有効ではない。このアホブログを読みそうなI型諸氏にのみ有効)

 

私はこれまで、どうみても独禁法違反としか思えない某R社のサービスを

使って幾多の求人と面接をしてきたが、その経験から言えば、

こちらが提示できる条件のうち多少余裕がある分野については、

わざと過少申告しとくのがいいように思う。

たとえば、出せる金額よりわざと1割少ない条件で広告して

おいて、採用した人には無条件に1割多く払うとかね。

 

これは自分をよく見せるためじゃないんだ。

こうすることで、表面的な条件だけしか見ることができないアホを

事前に振るい落とすことが狙いなんだ。

 

だって条件しか見てないやつって、自分の条件もすぐに盛るだろ?

こういうやつは面接のときだけ調子のいいことを言って、

後から平気で反故にしてくる(だってアホやもん)。

そんな嘘つきをたくさん呼び集めても、何の意味もないやん?

 

(男性陣にわかりやすく言うと、たとえば恋人探しで

 「着衣ではどうみてもDカップ以上だったのに、脱いだら胸がほとんど消えた」

 みたいな女を相手にしたら、精神的に大きなダメージを食らうだろう?

 ましてや、そのイカサマ女を選んだがために良い人を落選させたりしてた日にゃ、

 自分の愚かさへの後悔で死にたくなるに違いないわけで。

 だから騙す気満々の人を最初に排除しておくことは、超重要なわけです。)

 

 

それよりも、たまたま自分に余力のある分野においては、

あえて平均×1.03くらいの目立たない条件で出しておくほうが、

応募総数自体は減少しても、アホじゃない人の応募はかえって

増えたりして、想像以上に効果があるわけですよ。

 

(これ、求人の話だと「そんなの会社側が都合のよい社畜を捜したいだけやろ!」みたいに

 思う人もいるかもしれないが、そんなふうに決めつけず、婚活アプリ考えた場合でも類似の

 効果があるかどうかを自分で推理してみてもらいたい。一見矛盾する結果のように見えても、

 囚人のジレンマ的に冷静に相手が何を恐れ、何を求めているか」を推測してみれば、実は

 矛盾なんてしていなかったということはあるものです。

 

 

それに、あえて1割低い条件で募集しておくと、

応募してくれた人に対して、なんとなく感謝みたいな気持ちになる利点もある。

「うちのどこを気に入ってくれたのかな?」とか思って、嬉しくなるからね。

それが態度に表れて、成約する確率が格段に上がったりする効果があるのよ。

 

(逆にこういう工夫でもしとかなければ、応募通知があっても

 「はぁ、応募きたか。どうせまたキチガイなんだろうな。対応するの超めんどくせ。

 ってなってしまい、そういうのって態度の端々に表れてしまうものだからね。

 特にITP型はそうなるに決まってるんだから、自分で自分に対策することは重要だと思う)

 

てことで、婚活にも使えるかどうかは知らんけど、

 ①相手に求める条件はよく吟味して、欲張らない・偽らない

 ②相手に与えられるものは、やや過少申告気味にしておく

という求人基本論的なやり方は、意外に効果があるんじゃないかなと思うので、

もし真剣に婚活してる人の参考になれば幸いに思います。

どうでもいい話(史上最凶の大統領再び?)

続けざまのミーハー話題。

なんか、米国で再びトランプ氏が人気になってるらしいな。

 

 

私は予想屋ではないので大統領選で誰が勝つのかなんて知らないが、

以前トランプ氏が大統領になった時、私は

「お友達談合ワールドはもううんざり。トランプのほうがいいや」

とか言ってたら当選したので、

当時は周囲の人からhizaの予想が当たったとか言われた。

(実際は予想などしていないんだが)

 

その次のバイデンの時は、

「関税マン飽きた。斬首作戦はどうなったん?口だけハッタリ爺は負けてほしい」

とか言っていたら落選して、またもや当たったと言われた。

 

で、今年はというと、昨年末ごろから

「あの関税ジジイの口だけハッタリにはもう飽き飽きしたが、

 うっとうしすぎる【ホワイト化社会】が1秒でも早く終わるためには、

 世界で最も汚染された人物が大統領になることはプラス作用な気がする。

 彼は法や平和など全く実感できなくなるスーパーヨゴレワールドを作る

 だろうから、ホワイトが大好きな人達はさぞガッカリするだろうて!」

とか口走っていたところだったので、

もし当選したらまた当てたとか言われてしまうのかもしれない。

 

 

実際のところ、もしトランプが大統領になると、

私は金銭的には損をすることになるような気がする。

だが、もはやカネの損得なんぞどうでもよい。

私は1&9化するホワイトニッポンが、嫌で嫌でしょうがないのだ。

(もちろんT8山賊も嫌である。ゆえに8-9-1ワールドが嫌ということである)

 

巷では、なんか先日も15年前(?)にやらかしたとかで若新ていう助教授の人が

ネットから抹殺されたらしいが、世の一部の人達が他人の粗探し(しかも7年

以上前のこと)をして叩きまくる世の中は、もう心の底からうんざりだ。

かの岡田斗司夫「ホワイト化社会はあと10年以上続く」って言っていたが、

私はできれば岡田の予想が外れて、ホワイトが1秒でも早く終わってほしい。

 

てことで、

私はトランプワールドを望んでいるわけでは決してないが、

そうなったらなったでポジティブに捉えられるよう

あらかじめメリットを明確化しつつ、

必ず発生するであろう「ろくでもない影響」にも

しぶとく備えておかねばと思っている次第である。

どうでもいい話(万博のお話)

大変つまらないミーハー話で失礼する。

万博の話をひとつ。

 

大阪万博の費用が例によって初期予算を大幅に超過し、

「こんなイベント、もう中止にすればいいのに」

と言う人も出てきているようだ。

 

 

www.youtube.com

 

 

 

税金をこよなく憎む私としても、お上のイベントなど一切ないことが望ましいのだが、

まあお上の初期予算が嘘まみれなのは戦艦大和のときからそうだし、

オリンピックのときもそうだったので、「ハイハイいつものことね」感はある。

 

だから今度の万博は、万博自体がどうこうというよりも、

むしろ日本維新党という政党がどうなるかを決めるもののように見える。

 

 

ここで、維新党について少し復習すると、

万博をやるための費用は国にも何割か出してもらえるので、

カジノをやりたいM知事(当時)は以下のように考えたと推測される。

 

「せや、ええこと考えたで。万博をカジノ島でやることにすればええ。

 そうすれば何でも万博のためということにして、国とか企業の金を

 使ってカジノ島のインフラ整備ができるわけや。

 なにしろ万博は、国と企業が費用の2/3を出しよるからな。

 万博をダシにすれば、国とか企業の金でカジノの下準備ができるし、

 地元の土建屋にも恩を売れるし、まさに一石二鳥というやつや。

 こんなオイシイ方法を見逃す手はない。早速やるで!」

 

 

ここまでは、さほど珍しい話ではない。

この手の政治手法は【地元利益誘導】と言って、

昭和ではよくある考え方だった。

 

わかりやすく言うと、

政治家は地方の代表なのだから、

 地方の利益を最優先にするのは当たり前のことである。

 国の金を地元にたくさん引っ張ってこれる政治家がエライのだ。

 特に新幹線とかを引っ張ってこれる政治家は、とってもエライ。」

という考え方が広く蔓延していた時期があったのだ。

 

後にこのような考えは少し修正されていき、

【国庫や他県から金をもぎ取って地元に引っ張ってこようという考えは、

 国会議員としては適切ではないが、地方の首長としては間違っていない】

という考え方に変化して、日本中に広がっていったと思う。

(つまり首長であるM知事が大阪の利益だけを考えるのは間違いではない

 と言う人も結構いるだろうと想像する)

 

 

上記のような首長のあり方についての是非は言及を避けるが、

仮に首長としてのM元知事のやり方が合理的であったとしても、

さすがにM知事の作戦は根本となるスキームが古臭すぎるというか

戦後の「どさくさ紛れの術」をそのまま現代に持ってきたような感じなので、

岡田斗司夫の唱えるホワイト化社会に適合しないように思える。

 

現職の維新政治家にとってみても、大迷惑であろう。

開催までごく短期間であれば新党首のスマイルでごまかせるだろうが、

なにしろ万博は開催まで1年以上もある。

党員はその間ずっと旧党首の古臭い手法を擁護しなければならず、

苦しい言い訳をさせられ続けるはめになるので、たまったものではない。

たとえ都度のダメージは小さくとも、時間積分すると大きなダメージになる。

 

てことで、万博は日本維新党にとって致命傷になりかねないほどの

大きな「負の遺産」なのかもしれない。

(世界が再びトランプワールドになれば話は別かもしれないが)

 

 

ひろゆきは、自民党に代わる政党として維新を推していたフシがあった。

でも日本維新党がこのまま初代党首の「戦後風味」やら「ちょいワル風味(死語)

やらを踏襲すれば没落していく可能性が高いと考え、

そんな未来が嫌で万博を批判しているのだろう。

 

ひろゆきとは逆に、維新に興味のない人にとってみれば、

たぶん万博なんてどうでもいい話なんだろうけどな。