INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

1年前のニュースについて、いまごろ話してみる

ニュースの9か月後に書き、そこからさらに放置したのち、

ついに公開のときを迎えました。

 

あまりおもしろくないですが暇つぶしにどうぞ。

 

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なんかだいぶ前に書いてみて、

読み返したら面白くなかったので

公開せずにほったらかしになっていた駄文があった。

 

内容はFTXについての話なんだが、数日前にヤホーニュースで

「~~氏に有罪判決」とかいうニュースがあり、思い出したのだ。

せっかくなので公開してみようかな。

 

ド素人がテキトーに書いてるので間違ってるかもしれないが、

まあこういう考えもあるくらいで容赦してください。

では、はじまり。

 

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9か月ほど前に、アメリカのFTXという取引所(?)がボンバーして

騒ぎになっていたが、

それからほんの2か月もすると、びっくりするくらい沈静化し、

もうまったく話題に上がらなくなった。

 

(その証拠として、youtubeで「FTX」を検索をしてみてほしい。

 動画は9か月~7か月前のものばかりで、それ以降ではFTXをテーマにした動画は

 ほとんど発見することができないはずだ)

 

私は仮想通貨とかにぜんぜん詳しくないので、

私ごときが講釈をたれるのは誠に恐縮なのであるが、

FTX事件とは以下のようなものだったと勝手に理解している。

 

 

【私から見たFTX事件のあらましと感想】

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事件のあらまし

(1)いわゆるポンジと呼ばれるものの一種として、

   もじゃもじゃ頭のサム氏という、いかにもインチキな感じの顔をした奴が

   自転車操業で利払いだけしながら兆単位の金を集めていたことが判明。

   (この時点では、別に珍しくもない詐欺であった)

   

(2)FTXにおける「利」とは、いわゆる時間利息ではなく値上がり幅のことであり、

   もじゃもじゃ頭は集めた金で通貨を自己購入して相場を吊り上げることをもって

   顧客に値上がり幅という「利」を提供していた。

   (これもべつに珍しくない。昭和の不動産バブルでも同じ手法が使われていた

    と父が言っていた。父は煽り屋だったがバブルにはすごく否定的だった)

 

(3)世間が驚いたのは、もじゃもじゃ頭が相場を吊り上げるために使っていた

   自己購入費が、人々の想像よりもだいぶ少額で済んでいたことだ。

   もっとわかりやすく言うと、

   「価格を吊り上げるために100万円突っ込めば、その通貨全体額が

    +200万円になるくらい相場を吊り上げることができていた」

   ということが世間に知れ渡った。(※200という値はテキトー)

 

   上記の吊り上げ倍率を仮に「ゲイン」と呼ぶことにすると、

   本来であれば、総量の価格が1億円のところに100万円突っ込んでも

   単価は1%しか増えない(ゲインが1倍)というのが数学の原則のように

   思うのだが、なぜか「取引所」ではそういう考えはタブー視され、

   あくまで直近の取引成立額のことを「相場」とする。

   そのため、わりとしょぼい量の取引で価格が決定してしまう仕組みに

   なっているわけである。

   (これは不動産でいうところの路線価額の決め方と似ている)

   (普通にゲイン1倍になるように設計することもできるはずなんだけどな)

   

   このことをもっと単純化して言うと、要するにもじゃ夫としては

   ・新通貨がスタートしたら、とりあえず毎日チマチマと自己購入を入れる。

   ・買い注文が入ったら、そのぶん自己購入を減らしてもよい。

   ・売り注文が入ったら、そのぶん自己購入を増やす必要がある。

   上記のようなデイリークエストを毎日チマチマやってれば、

   比較的少額で初期価格を吊り上げることができる。

   そうなれば世間が注目してくれるからこの時点で自己購入はやめ、

   あとは世間のプレイヤーに適当にやらせとけば手数料が入ってくるし、

   なんなら金持ちに他者の注文情報を売るなどの禁じ手もあるかもしれない。

 

  (もじゃもじゃはそれでは飽き足らず、自社の株価を吊り上げるために

   いつまでも自己購入をやっていたみたいだけどな)

 

   もじゃもじゃ事件は、上記のような

   相場取引所のショボすぎる舞台裏

   すごくわかりやすくお茶の間に知れ渡ってしまったという点で、

   詐欺事件としてはちょっと新鮮な感じの事件であった。

 

   (なおこの事件について聞いた私は、真っ先に孫正義氏の困った顔が頭に浮かんだ。

    孫氏は自社株購入を積極的に使っていたから、たぶんゲイン活用が上手だったのでは

    ないかと想像したのだ。そして、孫氏は思ったかもしれない。

   「このもじゃもじゃ野郎、余計なことしやがって、まじでコロすぞ」と。)

 

 

(4)上記3の事柄は、

   「価格を下げずに売り抜けることがいかに難しいか」

   を世間に深く思い知らしめ、

   相場について漠然とした疑念を生じさせた。

  (そりゃそうだ。もし100万を売るだけで全体が300万下がってしまうようなものだと、

   「現在単価×保有数」の値には何の意味もないという話になってしまう)

  

(5)上記4による結果、世の銀行マンやら証券マンやらのT1族のあいだで、

   おそらく以下のような認識が加速された(と私は推測した)。

   

   銀行マン:

   「現在価格のまま売却することが困難あるいは不可能なものは、

    本当は有価証券とみなすべきでないんだろうな。てゆうか、

    もはや債権としてすら認めるべきではないかもしれない。

    認められるのは買い値ぶんだけ、つまり多すぎる在庫とか

    のれん代みたいに「まだ損金処理してないだけっぽいもの」

    として扱うべきなのかもしれない。

    ・・・ってことは前からわかってたけど、そんなこと言ってたら

    販売ノルマが達成できないから知らんふりするしかない。

    でも今回、このことが世間に赤裸々にバレてもうたわけだから、

    もうこの種の貸借表論法を使って投資勧誘することは許されなくなり、

    見て見ぬふりすることもできなくなっていくだろう

    やりにくくなるぞ。もじゃもじゃの野郎、まじでクソやな。」

 

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ということで、銀行とかが本気で「やべえぞ」と考えることで

この事件は会計界にそこそこ大きな影響を与え、

その結果として相場ゲーム自体が下火になっていくのではと私は思った。

 

だが実際にはそのような予想は1ミリも当たらず、

結果は先に述べたように2か月も経たずに事件は風化し、

まるで何事もなかったかのように相場界はにぎわっている。

 

ひょっとすると世間は、

再びゲームを盛り上げてくれるポンジヒーロー

早く現れることを心待ちにしているのかもしれない。

 

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とまあ、FTXの話はこのへんにしておくが、

私が思うのは、そもそもこれほど人為的に操作しやすいものって

ゲームとしてはあまりおもしろくないんじゃ?ということである。

 

これって取引所と金主がグルになったら、どうしようもなくね?

てゆうか、私には取引所自体がそれをやるための仕組みにしか見えないんだが、

いったい相場ルールの何がそんなに人々を魅了するのであろうか。

 

ひょっとして、社会(世界)全体でやるゲームだからかな?

w6の私は6力が死んでるゆえに、その魅力が理解できないのか?

もしそういうことならなんとなく納得するような気もするのだが、

それはそれで、なんか淋しいものがあるな・・・。

 

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さて、なんかちょっと憂鬱な気分になってしまったので、

最後に猫ミームの動画を貼って和やかにしておくことにする。

この動画は、詳しいことは知らんが、東南アジアの通貨の話らしい。

 

私はFTXの話を聞いた時は、頭の中に

「袢纏(はんてん)を着たもじゃ夫がこたつでパソコンを操作している情景」

が浮かんできて気分が萎えまくったのだが、

この動画ではファンドが空売りしまくる場面が

猫パンチ連打で表現されていたので、これなら萎えなかった。

短くてすぐ見れるので、興味のある方はどうぞ。

 

 

 

www.youtube.com