INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

計測担当が来るかもしれない話

以前、エニアバランスのとれたチームを作るためにENTP7w6を招きたいという

話を書いたが、当てにしていたENTPが学術界へ去ってしまったため、

結局適当なENTPを見つけることができず、代わりにESTP7w6を一人採用した。

 

いちおうエニア的にはバランスで、意外な風を起こしてくれており、

お粗末な待遇にもかかわらずなぜか意欲的にやってくれているので、

投資額をかなり上回るリターンになりそうだと感じている。

 

が、さすがに開発力という点では、やはりENTPの足元にも及ばない。

いちいち指示しなくても、勝手にごりごり開発を進めてくれる人材が欲しい・・・。

 

======

 

そう思っていたところに、九州に住む友人(Y氏とする)から電話があり、

うちで働かせてほしいという。

 

Y氏はNFJ型の人間で、

私が以前勤めていた会社で計測器や試験装置の設計・配線などを担当していた。

そして、鬱病になったとかで郷里に帰り、実家でパラサイトしていた人だ。

 

私は、このY氏とは、長い付き合いである。

かつて会社で製品の耐久試験中に大きな事故(物損のみだが億単位の損害)が起き、

それが「Y氏の操作ミスのせいではないか」と皆に疑われたことがあったのだが、

そのとき入社2年目だった私が「それは違うと思う」と頑固に主張し、

その冤罪を晴らそうと、涙目のY氏と一緒に何日も会社に泊まり込んだことがあって、

それ以来、Y氏は私をえらく慕ってくれているのである。

 

(実際のところは、Y氏は自分の名誉のために徹夜していたが、私はただ

 自分のエンジニアとしての直感を証明するためにやってただけであって、

 決して友情のためなどではなかったのだが、NFJ型の彼の脳内では

 私の行動は完全に「友情のため」だったことになっているようで、

 説明したが信じてくれない。なお事故の原因は7日目の早朝にY氏が発見した)

 

まあ私もいちおう感情はあるので、Y氏が私の退職時に声援をくれたこととか、

私の創業時に会社役員の妹さんを紹介してくれたこととか、何かと世話になったので、

会社の利益になる限りならば、できるだけ前向きに考えるつもりではあった。

 

ただ正直、いま欲しいのはT型であり、F型は微妙である。

というか、T/Fとか以前に、そもそも彼は病人である。

特技がなければ、間違いなく不採用とするところだ。

しかし、我が社では貴重な計測の専門であり、事故の怖さもよく知っているので、

「計測器やNC機(コンピュータ制御の加工機)の一部を丸投げできて便利かも」

という魅力は捨てきれず、悩ましいところだった。

 

そんなわけで、あれこれ考えた結果、私は、

いつもどおり本音オンリーのド直球で、正直な気持ちを回答した。

 

私:

「来てもらうのはやぶさかではないけど、雇用はしたくないです。

 だって、もし『鬱になった、労災だ』とか言われたら、僕は怒りで発狂死します

 から。友人といえど、あなたはその前科があるので、僕は信用してません。

 来るならペーパー会社を作って保険に入り、自分の身は自分で守ってください。

 僕はおもしろさだけは保証しますが、他は一切保証しません。」

 

私: 

「あと、これは言わなくてもわかってると思いますけど、

 以前の会社の研究部門と同じで、自分の開発したもので

 自分の食い扶持以上の売上を出せない場合は、容赦なく追放ですからね。

 あの会社と同じく、うちも『稼げない奴には研究をする資格なし』です。

 研究を楽しみたければ、適当にヒットを打って、余剰金で遊んでください。

 それができないなら、単調作業の部門にまわるか、去るかです。

 それでもよければ、計測屋が来るのはありがたいです。」

 

こんな感じで、あまり優しくない対応をしたのだが、Y氏の返事は

「おお、ありがとう!受け入れてもらえないかと思ってた」

だったので、どうやら来る気まんまんのようだ。

彼は、「ただ食うために働くのは、どうしても嫌」なのだそうだ。

つくづく、悪い意味でN型だよな・・・。

(まあ私も人のことは言えないが)

 

しかし、Y氏は長いパラサイト生活で脳みそがすっかり退化しており、

バカ丸出しの【N型病】になってしまっている。

たとえば電話で製造技術の話をしていて、やや脱線して医療器具の製造法の話に

なると、とたんに「日本の医療はうんぬんかんぬん」とかほざき出す始末。

 

私はそのたびに

「また退屈な話が始まった。そんなこと、どーでもいいっちゅーの。

 あのね、たとえば僕がワクチンを作ったとして、政府が僕からそれを買うと思う?

 費用や時間のリスクを賭けてまで、僕から買うわけないって、わかるでしょ?

 てことは、考えても無駄って、わかるでしょ?」

と、いちいち教えて、現実に戻してやらなければならない。

いくら友人のためとはいえ、忙しい時は説明するのがめんどくさくなる。

 

最近は、Y氏もいちおう自分のバカさを自覚できる程度には回復してきたようで、

「すまんすまん、また一般化が過ぎたようだ」

とか言うのだが、微妙にインテリぶった言い方が抜けていないぶん、

まだ完治とは到底言えなそうな気配である。

 

でもまあ、とりあえずパラサイトを抜け出さない限り完治なんてするわけなさそう

だし、完治を待っててもしょうがないから、とりあえず来てもらうとするか・・・。

もうすぐ補助メンバーの一人(20代)が出産で抜けて、やることは山ほどあるしな。

 

人道的な意味で言えば、本当は私のようなN型のところへ来るよりも、

ウォルマート(ESFJ)にでも就職して、壁に貼られた

「すべてを小さく考えよ」

の文字を毎日発声練習するほうが、

Y氏の脳みそにはいいのではないかと、思わないでもないんだけどな。

intp5w6による性格タイプ雑記ブログ