INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

希少性についての考察

本家のT4でない私が人間の希少性を語るのも変な話だが、

どうやら5w6は、(自分では望んでいないが)希少性がちょっとだけあるようだ。

 

そのせいか、希少性を重視しているはずの5w4を見ていると、

彼らがわざわざ希少性から遠ざかることをしているのが、なんとなくわかる。

 

そこで、5w4型の平凡さはどこから生まれるかについて、

少し考えたので書いておこうと思う。

これは他者へのイヤミで書くのではなくて、

私は「5w6の6力の無さを指摘するひろゆき氏」を見て

非常に親愛を感じた(わかってくれてるんだなーと思った)ので、

ちょっとばかり、そのマネごとをしてみたいのである。

 

その前に、まず本家のT4とはどういうものかを復習すると、

たとえば韓国のパククネ元大統領なんかが代表的なのではないか思う。

彼女は、

・父親が大統領 →この時点でめちゃ珍しい

・母親が射殺され、14歳でファーストレディに →数奇すぎる運命

・ついには自分自身も初の女性大統領 →歴史的珍しさ

・逮捕されて無言で去る →もう伝説級?

ここまでくると、もはやクネクネと同じ珍しさの経歴を持つ人間は

100億分の1程度しか出現せず、確実に地球上に1人しか存在しない。

 

一方で、たかがしれたレベルのT4力を持つ5w6などは、

その桁がぐっと下がり、せいぜい10000分の1とかのレベルであろう。

もともと5w6は、単に

「チームの中の誰も知らないことをやってあげれば、きっと

 チームの人達はよろこんでくれるんじゃなかろうか?」

という、T6もどきのしょぼい動機で他者との重複を避けているうちに、

少しばかり珍しい視点やスキルが身につくだけだ。

でもしょせんは小さな希少性の足し算にすぎず、似たような人は

世の中にたくさんいるので、本家のT4とはまったく異質である。

 

さて、では5w4はどうかといえば、おそらく希少レベルはすごく低い。

それは、彼らが往々にして「自分らしさ」を重視するからではなかろうか?

自分らしさは個性であるが、しかし自分らしさを追求すればするほど、

かえって【絵に描いたような5w4になる】という結果に帰着する場合がある。

5w4の出現率は18分の1という全然珍しくない数字であるから、

絵に描いたような5w4は、ある意味「キングオブ普通」ということになる。

 

したがって、もし希少性を目指すのであれば、「自分らしさ」を重視するのは

戦略が根本的に誤っていると思う。

私の推測では、おそらく希少性とは「同族の中での珍しさ」によって

決定される部分が多い気がするので、希少を望むなら5w4らしくない何かが必要だ。

 

※しかもそこには、過程として、「5w4があなどれない6力を発揮した結果、

たまたま5w4らしくない何かを得る」という条件がつく。

(希少になるために意図的に5w4らしくないことをするのは、条件に合致しない)

 

ここで、西村ひろゆき氏について見てみよう。

いうまでもなく、彼は5w4でありながら珍しい存在だろう。

それは、彼の「卓越した知識や理解力」なども全くの無関係ではないが、

ただ知識や理解に優れるINTPなら世の中に掃いて捨てるほどいるわけで、

たぶん知識や理解力は、彼の希少性とはさほど関係がない。

私が推測するに、彼の希少性の最大の起源となっているのは、

アメリカ留学」という出来事ではなかろうか?

 

もちろん、海外留学なんて毎年大量に行っていて、それ自体は

別に珍しくもなんともないのだが(平凡な私の妹も行っていた)、

よりによって5w4という、18種の中でも最も内向的(*)な種族が

海外へ年単位で外出したら、これは5w4の中では珍しい気がする。

(*5w4 = 内向因子のT5が、内向因子のT4を目指す = 超内向型になりやすい)

 

おそらくひろゆき氏当人は「周りも行ってるから行こうかな」程度の、

わりとどうでもいいT6的な理由で行くことにしただけで、

あまり珍しさなど狙っていなかったのではないかと推測するが、

その行動は実は値千金だったのかもしれない。

 

一般に、海外留学に行きたがるのはENFJやESFJが多く、彼らは海外に

行くことでかえって「絵に描いたようなEFJ」になることも多いのだが、

内向にもほどがあるINTP5w4の場合、留学は少なからず億劫なはず。

しかし行ってしまえば、相手国人から見ても珍しいタイプの留学生なわけで、

それがなにやら珍奇な結果を生み出したり、持ち帰ったりすることになる

という可能性が、EFJの100倍くらい高くなりそうな気がする。

 

私の周囲でも、看護を学んでいた超普通風味のISFJがイギリスへ留学し、

日本では非常に斬新な看護法を持ち帰ったことで大成功し、

現在はビル4個を持つプチ・コンツェルン状態となっている人がいる。

彼の場合は、もともと5w4ほどのスーパー内向ではないのだが、

それでもやはり内向型のISFJ族の中では超珍しい視点を持つ結果になり、

彼の会社は、なんかわからんけど、他で代替できない珍しい香りを放つ

会社になったのである。

 

これに対して、ひとつ前の記事で述べたISTP5w4の女性は、

・彼女の服装=すべてスポーティ風味かミリタリー風味

・彼女の経歴=上京し大学中退後、派遣会社などを経て運輸業

・彼女の賞罰=卓球で優勝(市大会?)

・その他の特徴=新商品が好き/サバイバル力あり/たまに絵を描く

これらはことごとく「ISTP5w4」にありがちな事柄で、

一見めずらしいようで実はステレオタイプな人物像となっている。

 

ということで、本家4の人がどう思うかは知らないが、

低次元レベルの話に限れば、希少性は特に「同族の中で珍しくなること」

によって発生しやすいものなのではないかと私は思う。

 

 

ところで、希少性は何のために必要なのだろうか?

おそらく人類が生き残るために必要な要素なのだろうけど、

個人の人生においてはどうか?

 

私は希少性の意味を深く理解しておらず、セコい金の話くらいしか

できなくて恐縮なのだが、一般に労働の対価というのは

「その成果の有用さ÷それを実行できる人数」

で決まるっぽい傾向があるので、希少性は、収入を得るうえで

たぶんわりと重要な因子なのだろう。

 

と言いつつ、私は収入のために希少性を追求するなんてめんどくさいので、

たぶん今後も気にしない気がする。