こないだ、用があってひさびさにISTP5w4の知人女性に電話をした。
私の兄貴がこのタイプ（ISTP5w4）なのだが、
この女性と兄は、性別は違えど中身はほとんどイコールである。
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私「よう、ごぶさた。まだ仕事続けてるん？」
ISTP「ええ、あいかわらずあのクソ会社に勤めながら、新聞配達もしてますわ。
でも、今度また引越ししたんで、もうひとつかけもちで自営の仕事を
やることにしたんすよ。」
私「なぬ？引っ越しって、確かあんた、“5年間住んだらもらえる家”とかいう
へんな物件に住んでたんとちゃうん？放棄したん？」
ISTP「いや、それはそれで家賃を払いながら、さらに10kmくらい奥地の
別の家に引越したんすよ」
私：『（心の中で）それはまさか、また5年でもらえる物件なのか？
普通に100万以下で売られている山奥のゴミ物件を、
家賃5万×5年＝300万で売りつけるという、アレなのか・・・？』
私「そ、そうか。まあ引越しのことはまた今度聞くとして、
それより何よ、その自営の仕事ちゅうのは？
おもしろそうな話やんか。」
ISTP「ええ、アパート修繕の仕事なんすよ。
今の家で修繕術を鍛えたんで、活用できるかなと思って！」
私「え、あのアパート住人の転居に伴う修繕の仕事か？
またそんな、よりによって、評判のよくない仕事を・・・。
って、おい、まさか○○社じゃないだろうな？
あんな会社と絡んだら、ケツの毛までむしられるぞ？」
ISTP「いや、○○社じゃないですよ。○○社は清掃専門でしょ？
私が契約したとこは、クロスの張替とかもやるんで、単価が高いんすよ」
私「それって、まさか、あかぼ○みたいなシステムじゃないだろな？
最初に専用器材を買ったら仕事まわしてもらえる的な」
ISTP「（うれしそうに）いや、あかぼ○も考えたんですけどね、
あかぼ○の車両代には金が全然足りなかったんで、
アパート補修のほうにしたんですよ。
これはね、最初に50万払って講習を受ければ、仕事もらえるんすよ。
清掃だけだと1件2～3万じゃないですか。でもクロスとか床もやれば
単価があがるんすよ！（あふれるワクワク感）」
私「うぬー、ちょっと言いにくいんやけどな、知り合いがアパート清掃の
下請けをやってたけど、清掃で2～3万もくれるわけないぞ？
むしろ守銭奴みたいな奴らの巣窟で、たしか相場は0.6～1.2万やで。
そもそも客から取れるのが2.5～3万なんだから、3万の下請けなんか
あるわけないがな。まあたまに2万の下請け物件もあって、
そういうのを1日3件掛け持ちできれば6万になるわけだけど、
それは机上の空論で、現実には1日平均は1万ちょいって言ってたで。
しかもＮ市までの交通費も薬剤も自己負担やから実質0.7以下で、
さすがにアホらしくてやめたって言ってたで」
ISTP「まー、清掃だけだとそうかもしれんすね～。
でも私がやるのは、修繕全般ですからね～」
私「そ、そうかー・・・・・・・・・。
まあともかく、元気そうでなによりやわ。
せっかく始めたんやから、月30くらい取れたらええな。
がんばれよ。たまには遊びに来いや。じゃーな」
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いやー、ほんとに兄貴にそっくりだ。
兄貴も、この手の話に何度も何度も騙されていた・・・。
で、たちが悪いのは、詐欺の迷惑を被るのはたいてい家族だけであり、
【騙されている本人はめっちゃ嬉しそう】
ということだ。
私は一時は、こうして人を騙すやつについて、ものすごく腹を立てていた
時期もあった。まあ今でも腹は立つのだが、騙している人を捕まえて
文句を言っても、おそらく私は論破されてしまうだろう。
なぜなら、ISTP5w4を騙しているのは、例えばINFJ4w5とかの、
「ISTPにとってのベストパートナー」だからである。
つまり、彼らは騙し騙されることで、イチャついているのだ。
もし私がINFJ4w5を批判したら、おそらく相手はこう言うだろう。
INFJ4w5「君はなぜ、僕が彼女を騙しているなんて言うんだい？
僕は真剣に、彼女のためを思って言ってるんだよ？
君も知っているとおり、彼女は貯金なんてできっこないし、
信用が低いからローンも組めない。
つまり、彼女はこの方法によって初めて自分の家が持てるんだ。
それに、あの土地は値上がりするかもしれないんだ。（←嘘）
見なよ、彼女の顔を。あんなにうれしそうじゃないか。
5年後、きっと彼女はもっと幸せになっているよ。」
こう言われては、勝ち目が無い。
実際に、その通り「かもしれない」のだ。
この手の詐欺師は、つねに未確定の未来を引き合いに出す。
そして未来が到来したら、詐欺師はこう言うだろう。
「もし目が丁と出れば、彼女はお金持ちだったんだよ？
僕は本心から、彼女の幸せを願っていたんだ。
彼女のために何もしなかった君とは違ってね。
運悪く、たまたま半と出たけど、決めたのは彼女なんだ。
僕は応援をしただけで、結果は僕のせいではないよ。」
と。
詐欺師のお決まりの理屈だが、騙されている当人が詐欺師を
支持している以上、周囲はどうすることもできない。
なにしろ、騙されている本人は本当に幸せそうなのだ。
詐欺師に高額なマージンを抜かれながら丁半博打を続けると
早晩破綻することは99％確定しているのだが、
それ（未来）を証明することは原理的に不可能である。
そして多数決で言っても、1対2で負けである。
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私はかつては、「ゴルゴ１３のように用心深いISTPが、
何故こんな幼稚な手でコロコロと騙されるのだろう？」
と謎でしかたがなかったが、今となっては、
このようになる理由ははっきりわかる。
それは当然だ。
ISTPは、うんこ機能である第三機能が、Niだからである。
第三機能がＮiじゃ、未来予想が残念なのは仕方ない。
私も第三Siはダメダメなので、脳の一部がアホなのはお互い様なのだ。
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まあそんなわけで、たとえISTP5w4が騙される天才であろうが、
誰が誰に騙されてようが、できるだけ「まあ俺には関係ないや」
的なスタンスでいるように心がけていたんだが、
最近、自分の環境においても少し気になることが出てきた。
私は、かつて西村ひろゆき氏（INTP5w4）の本を買い、
最近は彼の動画をよく見ていたのだが、
そのせいで、「あなたへのお薦め」が
4w5野郎で埋め尽くされるようになってしまったのだ。
そりゃまあ、5w4であるひろゆきが4w5と仲良しになるのは当然のことなんだけど、
ひろゆきファンは5w4や4w5だけじゃないわけで、私のような5w6もいる。
私から見れば、5w4はおおむね好ましい生き物だが、
4w5の中には何％か、私にとって非常に好ましくない宗教野郎が混じっている。
（4w5は、T5力は最低だが侮れないT3力によるスター性を保有しており、
これとT4の希少性を融合することでカリスマ的存在となり、
プロレタリア系の文豪や教祖となる才を持つ人が一定割合存在する）
私のように「ひろゆきは好きだがプロレタリアは大大嫌い」という人も多い
はずなのだが、サイトのアホなアルゴリズムはひろゆきがそいつらとコラボを
した結果に敏感に反応し、私へのお薦めにまで4w5が氾濫してしまうという
現象が発生してしまっているのである。
最近広告枠が拡大され、顔を見ただけでムカつくような詐欺野郎が書いた
腐った本の広告が、いつでもトップ画面いっぱいにデカデカと表示されて
しまうようになってしまったのだ。
おかげで私は鞄からキンドルを取り出すたびに不快を味わい、
ついに怒りの余り本体を破壊してゴミ箱に捨ててしまうに至った。
（まあ中古でタダ同然で買ったゴミモデルのやつだけど）
ビッグデータを広告に使いたいのであれば、
もうちっと深い考察をしてもらわないと困る、と。
友達の友達は、必ずしも好ましい相手ではないのだよ。
てゆうか、むしろ地雷原であることさえ多いのだ。
関連性広告したいなら、「ＮＧワード設定」ができることは必須だと思うぞ。
それとも、「広告非表示料金」をせしめるために、わざとやってんのかな？
もしそうなら、テレビ放送よりもクズですがな。
頼みますで、ほんま。
