エニアグラムで、なんかおもろい説があるのを知った。
下の図で、向かい合っている要素を「裏」と呼ぶとすると、
人間は「表」で困り果てると、「裏」へ逃げようとするとの説だ。
私は正直、エニアグラムは、怪しげな説が多すぎると思う。
「統合・退行」だの、「トライタイプ」だの、「本能のなんたら」だの、
あれやこれやとオカルトの盛り込みすぎで、正直まったく使いものにならない。
私は「ウイングのサブタイプ」だけが比較的使えると思っている。
そうしてウイングサブタイプだけを詳しく見てきた私としては、
この「表裏」説には、一定の説得力があるように思う。
なぜかというと、例えばENTJのウイングサブタイプは8w7と3w4が多いが、
上図で見ると、これらは向かい合っており、
本質的に「似たもの」であるとわかる。
他にも、ENTPに7w8と3w2が多いとか、
一定の関係性を感じる部分が多々あり、
このことは、同じMBTIでエニア(価値観)にどのように違いが出るかを
考えるうえで、何かの参考になる可能性があると思った。
ただし、「人間は表で詰むと裏に走る」というのは、ちょっと眉唾だ。
人がそんな都合よく豹変するというのは、考えにくい。
なぜなら、例えば5w6は頭脳をメインに使っているが、
裏である1w9は、主に身体の価値観である。
人間、いきなりそこまで豹変できるものだろうか。
どちらかと言えば、「対象による」のではないのか・・・?
たとえば、人は感情問題においては、仕事のように合理的ではないことも、
やってもおかしくないだろう。
つまり「豹変」するのではなく、普段から「対象によって使い分けている」
という可能性があると思う。
まあ、まだ知ったばかりなのでよくわからんが、とりあえず仮に
「人は表と裏を成分比 3:1 くらいで併せ持っている」
的な説を将来考えていくことを想定して、
まずはその第一歩として、表裏合算の分布表を作ってみた。
ということで、
まずは「表」だけの分布表。(出典なし。根拠オレ。転載は激しく非推奨。)
次に、「表」と「裏」を合算したやつ。MBTI別に%表示、根拠無、転載激しく非推奨。
(合算のついでに、エニアは価値観なのでN/SよりもF/Tのほうが関連が
強いと考え、MBTIの並びを「N/Sまとめ」から「F/Tまとめ」に変えといた。)
どうでしょう?
なんか、傾向がわかりやすくなったんじゃないかな・・・?
エニアの分類はあまりにも難しくて萎え気味だったんだが、
これを使うと、これまでよりもだいぶ考えやすくなりそうな気がする。
やり方としては、
①最初は「表裏を同じとみなして、どのマスに入るか考える」
②次に、「どちらが表かを考える」
って感じで絞り込んでいくほうが、
最初から18個を嗅ぎ分けるよりラクそうだ。
ちなみに、今日たまたま面接をして、
「たぶんINFP9w1と思うけど、なんかISTPみたいな香りもするし、よくわからん」
っていう結果の人がいたんだが、
これについても、この表の
「たぶんINFPで、たぶん9w1-5w4組」
っていうマスからスタートすれば、正体不明の「ISTPっぽさ」の正体は
「たぶん、裏の5w4成分が、ほんのりとISTP感を醸し出してたのだろう」
という推測ができ、非常にラクになった感じがした。
まだ考え始めたばかりで話が超テキトーなのだが、
これから数か月ほどかけて、ちょっとずつ考えてみようと思う。
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(余談)
こないだT1因業族のことをボロクソに書いたのだが、何と、
・私5w6 → 裏1w9
・妻6w5 → 裏1w2
ということで、夫婦そろっておもっきしT1因業の成分を持つことが判明。
そうか、そういうことか・・・。
私は、本家の1族と、因業どうしで「攻撃的因業vs防衛的因業」という、
見苦しい同族対決をやってただけだったのか・・・。
しかも、本家の因業はだいたい「夫婦のうちの片方が1族で、相方は9族か2族」
なのに対し、わしら夫婦は、なんと2人とも「裏T1」。
ある意味、最悪の因業夫婦ですがな!
なんか、妻がちゃっかりすぎるのも、ちょっと納得したわ。
私たち夫婦は、金にはあんま困らんかもしれんな・・・。
何しろダブル因業だからな・・・。
てゆうか、わし、裏が1w9って、それは「白馬の王子」やん!
まじか!?
あの【持ってる金を惜しげもなく、すべて愛する者にあげてしまう】という、
あなどれない2力を備えた、女性から見た理想の男「白馬の王子」。
その成分が、よりにもよって、この私に含まれているとな?
実を言うと、たしかに微妙にその片鱗がある・・・すごく小さな片鱗が。
私の場合は、余った金は「研究」に使い、研究でも余った金は「猫」に使い、
そこからさらに余った金だけを、「愛する人」に惜しげもなく差し上げる。
本家の王子と最後だけ似ているが、金額は100分の1くらいに減っている。
ちなみに、このへんの価値観が表れた20代前半頃の私の発言集を
3つほど晒しておく。
若気の至り①
私「金なんて、3大浪費さえ避けてれば、絶対に困ることはないで!
3大浪費っていうのは、家・嫁・車の3つのことや。
こんなしょーもないもん買うためにあくせく働く奴は、本物のアホやで。
逆に、この3つさえ捨てれば、金なんかどーにでもなる。
君もよう憶えときや、イエ・ヨメ・クルマやで!」(24歳)
若気の至り②
私「わし今、生まれて初めて、真剣にお金ためてるねん。
目標金額は300万、使途は裁判費用や。
いつでも誰にでも裁判やれるように、ばっちり準備しとくんや。
これこそ本当の金の使い方やと思うで!」(25歳)
若気の至り③
私「なあ、日本のGDP(当時はGNP)は500兆で、世帯数は5000万やろ?
てことは、世帯収入1000万が平均のはずやのに、実際はその半分や。
足りない分は、どっかの地主野郎に吸われてるっていうことやで。
現代は、江戸時代の五公五民から、何ひとつ変わってないんや。
わしは金は欲しがらないと心に決めて技術者になったけどな、
でも地主野郎だけは絶対に許せんから、意地でも1000万だけはもらうで!
そのかわり、1000万以上はすべて税金でも文句言わん。
1000万以上欲しがる奴は地主と同じや。人汁を吸う金の亡者や!」(25歳)
思い返せば、いろいろと恥ずかしい発言をしまくっていたが、
私はこのころのほうが、今より1w9感が強かったかもしれない。
支出については、日本人家計簿の痛いところを突いてる部分もなくはない気がする。
(今でも、家とか車とかは、もちょっと考えたほうがいいんじゃ?と思わなくもない)
まあ、何に金を使おうが、その人の自由なんだけどな。
とりあえず間違いなく言えることは、
20代前半の私は、史上最悪の「裏白馬の王子」だということだな・・・。