INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

「カイジ」と「ひろゆき」と「アムロ=レイ」の共通点

長い間意味不明だったが・・・ついにわかったぞ・・・。

5w4という生き物について・・・。

彼らが取るべき、本当の戦略について・・・。

 

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以前、私は「希少性についての考察」という駄文で、以下のようなことを書いた。

親愛をこめて書いたつもりだが、内容自体は5w4をディスる内容であった。

 

前回の要約

 ①w4族(5w4、3w4):

    → 希少性または高度な専門性を目指しているが、その手の才能はほぼ皆無。

 ②侮れない4力を持つ者(5w6、3w2):

   → プチ希少のプロ。1万分の1程度のしょぼい希少を容易に何個も獲得する。

 ③本家T4族(4w5、4w3):

   → 本物の希少。1億分の1(=1万分の1の2乗)の希少性をも達成し得る。

      

(真の希少の例1)

  愛人と心中をしたが途中で怖くなり、愛人だけ死なせる。(←クズ)

  その後別の愛人と心中して成功し、妻を放置して死ぬ。(←クズ)

  クズな希少性も2乗されれば「本物のクズ」となり、文芸界に名を残す。

 

(真の希少の例2)

  宝くじで6億円当たった後、換金に行こうとして落雷の直撃を受けて死ぬ。

  当選と落雷という運だけの希少も、2乗されればギネスに載る。

 

 

私の観察では、w4族が目指しているのは、1万分の1のしょぼい希少性ではない。

1億分の1のほうである。

しかし彼らが実際に到達する希少性は、多くの場合、せいぜい千分の1である。

私は、1万分の1すらも滅多に達成できない5w4が、いったいどうして1億分の1を

達成できると思うのか、どうしても理解ができない思いがあった。

しかし、今はわかるようになった。

カイジ」と「ひろゆき」と「ガンダム」を比較することにより、

私はついにわかったのだ。彼らの本当の戦略を。

 

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結論を書く前に、少し雑談というか、名著「カイジ」について復習しておきたい。

 

5w4族は漫画のカイジ(ISTP5w4)を好んで読むが、同じ5族の私も大好きである。

私の実家では、5w4の兄はもちろん、4族である父INFJ4w5も、そろって本書を

愛読していた。いわば家族のバイブルとでもいうべき書物であった。

 

カイジのおもしろみのひとつは、

中途半端な希少性を持つ利根川というESTJを登場させ、

カイジら5w4をディスりまくって、説教をぶちかますところである。

たとえば以下のような具合だ。

 

利根川

彼ら(カイジ達5w4)の病は、永遠に真剣になれないという病だ。

 だらだらと寝たいだけ寝て、半ば眠っているような状態で日々を繰り返す。

 彼らが少し熱心になる瞬間といったら、

 ケチな博奕や、どーでもいい女を追い掛け回す時くらい・・・。」

 

利根川

「彼らがなぜ、そんなクソ面白くもない気分で、人生の貴重な1日1日を

 塗りつぶせるのかというと、

 いつもどんな時も、現実は彼らにとって ” 仮 ” だからだ。」

 

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(このオッサンみたいな死に方だけはしたくないな・・・)

 

 

利根川ESTJはこのような名説教を各所に残しつつ、最終的にはカイジに倒される

利根川のこざかしくて堅実なやり方では、カイジの捨て身の攻撃に負けるのである。

このへんの痛快さがカイジの人気の秘訣なのであるが、

実は読者の約半数は、利根川寄りの考え方だったりする。

(にもかかわらず、全読者に支持されるのがカイジの名作たるゆえんであろう)

 

しかし、カイジという作品においては、対利根川戦は本番の前の前哨戦にすぎない。

カイジの本当の敵は、サラ金王である兵藤ENTJなのだ。

兵藤はただのサラ金屋ではない。

債務者達を奴隷にして、地下に自分の王国を作るほどの「本物の鬼畜」である。

そしてカイジは、仲間の助けを借りて、ついに兵藤に挑む。

しかし負ける。賭けた4本の指を切り落とされるという形で・・・。

 

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さて、この構図、どこかで見たことないだろうか?

これは、実はアムロとシャアの関係とよく似ているのだ。

アムロは、たいして珍しくもない少年であった。

それが、シャアという希少性を持つ男と出会い、

これと対戦することによって、

アムロは「普通ではない少年」の地位を獲得していくのである。

 

ガンダムの物語は、最終的にはアムロこそが史上最大のニュータイプであった

というストーリーなのだが、このへんは物語の持つ非現実性である。

現実には、ニュータイプ(超能力者)など存在するはずもなく、

真に希少なのはシャアという超優秀な指揮官であるわけなのだが、

そのシャアという珍しい男と関わりを持ち、

シャアにライバルと認定されることによって、

アムロは「シャアと互角に戦える男」という大きな希少性を身に着けていくのだ。

 

このような構図ゆえ、アムロはシャアを死なせてはならない。

シャアがいてこそのアムロであり、もしシャアがいなくなったら、

アムロはただの「ロボットの運転手」に戻ってしまう。

そうならないためには、シャアに活躍し続けてもらわねばならない。

カイジが兵藤に負けたのも、同じ理由である。

 

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そしてこの構図は、実在の人物である「ひろゆき」にも共通している。

ひろゆきは、本当は侮れない6力(協調性)を持つはずなのに、

なぜ他人様に論戦を挑みまくって、「論破王」などと呼ばれるのか?

 

それは、希少な才を持つ人物を選んで論戦を挑み、

相手から強敵と認められることによって、ひろゆき

「〇〇と互角に勝負できる男」という希少性を積み上げていく戦略だからなのである。

 

そういう目で見れば、ひろゆきの基礎である2ちゃんねる時代に、

彼が2ちゃんねらーという仲間と一緒になって(侮れない6)、

マスコミ(4)や芸能(7)を牛耳る大物や組織を相手に一歩も引かず、

次々と紛争を起こしていたこともうなづけるであろう。

 

そしてよく見れば、実はひろゆきは本物の大物に対しては礼儀を守っており、

どうでもいい小物だけを容赦なくフルボッコにしている。

ひろゆきからすれば、大物を倒して葬ってしまうことは、

まるで自分を照らす太陽を破壊するようなものであり、

それでは何の意味もないのである。

 

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まとめ。

 

5w4の戦略は、自らが希少になることではなかった。

希少な人物に寄り添い、相手の光で自分を照らしてもらうことだったのだ。

そしてその寄り添い方は、多くの5w4に共通して、奇特である。

希少な人物を応援するのではなく、むしろ挑戦するというスタイルを取り続けるのだ。

(これは、支援者のポジションを取りたがる6w5等とは、大きく異なっている)

 

5w4にとっての【希少な人物】には、「1万分の1」レベルの雑魚希少は含まれない。

「1億分の1」か、最低でも「百万分の1」を実現した人物でなければならない。

そして、その条件を満たすものであれば、別に4族である必要はない

とにかく希少の座をゲット済みの人物であれば、7族だろうと8族だろうと、

どんな分野・どんな価値観の持ち主であろうとも、よいのである。

 

しかし5w4の大半は、自らの戦略を自覚していない

ひろゆきのような「真に優秀な5w4」だけが、それを自覚し、実行できている。

無能な5w4は、ただなんとなく希少にあこがれ、安直に、自らが希少になろうとする。

そして希少族である4族に近づき、きっちりカモられて、敗者の人生を送る。

利根川が説教に使った「仮のオッサン」のような姿で終わる。

 

実際、私の兄なども、ひろゆきアムロの戦略を実行するどころか、

そもそも自分が取るべき戦略に、まるっきり気付いていなかったようだ。

安直な考えでコンテストを好み、普通に負け続け、老いてからは参加すらできない。

 

だから、5w4諸氏は、もっとはっきりと自覚すべきなのだ。

自らが希少になるなど、常識(6力)がありすぎる5w4には、到底無理だと。

そうではなくて、

希少な地位を得た人物にケンカを売りまくり、善戦して強敵として認められれば、

それが5w4としての勝利なのだと。

 

というわけで、私はすでに老いてしまった兄が気の毒なのだが、

まだ若い5w4諸氏には、ぜひ本考察を参考にして、

ひろゆきのような「優秀な5w4」への道を選ぶことを願う。

 

そのためには、5w4諸氏は、まずは「詐欺師の4族にすぐ迎合してしまう」という

救いがたい悪癖を、今すぐにやめなければならない。

しょぼい騙し屋の4族には、迎合どころか、むしろケンカを売りまくるべきなのだ。

 

(いちおう4族なら、どんなにダメダメな奴でも十万分の1の希少性だけは持っている

 はずだから、希少好きの5w4としては、ぎりぎりケンカを売る価値はあるはず。)

 

そして5w4諸氏は、私のような5w6に対して、対立的な立場を取るべきではない。

5w4諸氏は、少なくとも若いうちは、4族と敵対する同志として5w6を選ぶべきだ。

ひろゆき川上量生5w6と同志であったようにだ)

5w6は、詐欺師に対する敵対的スタンスを、最もゆるぎなく持つ人種だ。

5w6と手を組み、詐欺師とケンカするスタイルを固定してしまいさえすれば、

いずれ5w4は、その同志をも食い殺せるほどの人物になれるであろう。

ひろゆき川上量生を倒して、自らの引き立て役に使ったようにだ)

 

同志に選ぶ相手は、ESTJ3w2でもよいだろう。

イキリ型のESTJ3w2は、言動のすべてがイキっており、実に疲れる相手かもしれない。

しかし彼らも、5w6同様、詐欺師への敵対を1ミリも躊躇しない人種だ。

3w2は(彼らは取り飽きた賞状など望んでいないのだが)、侮れない4力によってS的な

コンテストでは受賞の常連であるため、「権威ある賞を天才性の根拠にしたがる4族」

の実価値を、決して過大評価しない人種なのである。

 

まとめのまとめ。

4族に羨望を煽られ、4族に憧れを持たされ、4族の真似をして、

見事にカモにされてしまうのが、5w4の典型的な敗北コースである。

この敗北の習慣から逃れるために、やるべきことはひとつだ。

まずは5w6や3w2と手を組み、4族と敵対する習慣を身に着けることだ。

私は3w2が嫌いだが、詐欺師と敵対するときだけは手を組んできた。

5w6と3w2は、騙し屋が嫌いという点においてのみ、ものすごく似ている。