INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

思考と感情の話

思考と感情について、これまでに書いたことと重複するのだが

ちょっと整理しておこうと思ったので書いておく。

 

一般に「思考」と「感情」は対立項として扱われがちであるが、

エニアグラムではなぜかこれらを「あいまいな境界を持つ連続体」

としてとらえており、このへんがエニアの興味深いところである。

 

思考と感情を対立項として考える場合、

「冷静で整然とした思考に比べ、感情はわりとバカっぽくて原始人的」

という印象を持つ人が多いのではないかと推測するが、

私は生物としては感情のほうが高度なものかもしれないと思う。

というのも、生物の進化を考えてみると、

例えば脊椎動物(魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)のなかで

特に感情が発達しているのは我々哺乳類のように思えるからである。

 

(※私は生物の研究をしたわけではないので、このへん確かなことは言えない。

  魚類や爬虫類にも感情はあるのかもしれない・・・てゆうか、あるような気がする。

  ただ、奴らは哺乳類に比べてあまり感情表現が豊かではないように見えるので、

  たぶんだけど感情機能自体が哺乳類より弱めなのではないのではないかと私は想像する

 

もし上記の仮定が正しいとして、

では生物にとって感情がどう有利に働くのかと言うと、

(これもある一面だけから見た非常に浅い考察に過ぎないことを承知で言うが、)

胎生した子を保育する期間が長いほど知能を発達させやすい

というメカニズムがあるように思われ、

生物がそのような保育スタイルを実現するためには

感情機能の発達が必須になっているように思われる。

 

ちょっと具体例をあげて言うと、

たとえばウミガメ(爬虫類)の子は生まれながらにしてカメの形をしており

生まれてすぐに海へ走り出すほど完成度の高い状態で生まれるが、

人間の子は生まれて1年ほどはイモムシのような異様な形状をしており、

歯もなくて乳しか飲めず、泣き笑いして尿便を垂れるしか能力がない。

すなわち、親の養育がなければ自生することが不可能な生き物なわけである。

 

したがって人間の幼児はウミガメの幼児に比べて「生物として弱すぎる」と

言っても過言ではないような状態なのだが、

そのような身体的脆弱の期間をあえて設け、

その期間を感情の働きによって生き延びることによって脳の促成栽培を実現し、

人間は知能を上げることに特化できたのかもしれない。

 

このように考えてみると、そういえば思考というのは

「わりと爬虫類っぽい印象のものに見えなくもない」

というと言い過ぎかもしれないが、ともかく進化論的には

「感情よりも一段階古いもの」なのかもしれぬ。

(※かなりテキトーに書いているので「根拠データを出せ」とか言わないように)

 

まあ保育の結果として知能が上がるのであれば

「なんだ、つまり感情は思考力を上げるための道具ってことか」

みたいに考えることもできなくもないし、

そもそも「感情のほうが上」とか「思考のほうが下」とか言うのは

根本的に何かが間違っているような気がするので、

私は感情を美化するつもりはない。

 

だが、ともかく進化の順序としては

感情のほうが後から装備された機能である

と思ってもさほど間違っていない気がするんだが、

諸兄はどう思われるだろうか?

 

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さて、なんか当たり前っぽいようなことを超遠慮がちに

「~であると仮定できるやもしれぬ」的に書くのも飽きてきたし、

根拠プリーズな生物学の話はこのへんにしておいて、

ちょっとエニアグラムについて駄文を書かせてくれ。

(エニアは今のところ宗教扱いだから根拠なんか求められなくて済む)

 

 

私は以前から、

「セクシャル(T2,T五,T8)とは子供力のことだ。

 特にT8は最も赤ちゃんに近い」

みたいなことを書いてきたが、

今でも一切の悪意なく同じ考えのままなので、

たぶんまあまあ当たっているんじゃないかと思っている。

 

こう言うと、

「いやいや、T8ってリーダー気質だし、赤ちゃんのワケねーだろ!」

と突っ込みを入れられるかもしれないが、

ちょっと落ち着いて彼らを観察してみてくれ。

 

T8は実業家などに多いので、

ぱっと見は立派な紳士に見えるかもしれない。

 

しかしある角度から見れば、彼らの事業遂行力は

両腕をぐるぐる回しながら

 「イヤだイヤだ!

  僕はAじゃなくて、Bじゃないとイヤなんだい!

  絶対の絶対の絶対に、Bじゃなきゃイヤなんだい!!」

みたいな感じの、

常軌を逸したクソわがままな駄々っ子ぶり

をエネルギー源とするものであり、

その異常な執着っぷりが長期計画の遂行において

たまたま良い方向に働いた結果であるケースが多い。

 

そして普段の紳士的なふるまいとは裏腹に、

たまに酔っぱらったときなどにはヨダレをテーブルにこぼしながら

「じゅるっ♥ また儲かっちゃいそう♥ グヒッ♥」

とか口走って、

ちらほらと本性が垣間見えるのがT8型ENTJのラブリーなところである。

 

(※この見苦しい駄々っ子気質はカウンタ8である私にもほんの少しだけ装備されているので、

 上記の記述はT8への悪口ではなく、ある種の自己批判でもあることを付記しておく)

 

 

ということで、セクシャル(2・五・8)とは

赤ちゃんが繁殖可能な年齢まで生き延びる手段として

周囲の人間(大人や異性など)を思い通りに動かして、こき使うために必要な能力

であるというのはまあまあ妥当な考察であると私は思う。

 

そしてこれらの子供力のうち、

 ①保育児~小学4年くらいまではT8が特に有効であり、

 ②小5~中学2年ではT五が特に有効になってきて、

 ③中3~高校2年ではT2が特に有効になるような(?)

 

(※境界となる年齢については私には正確なことはわからぬ。

  ただ中2病と小4病があるような気がしたので、上記と仮定してみた。

  なんとなく高2病もあるような気がする、ESFJとかに。

 

これらセクシャルの能力は、成人するとだんだん魔力が弱まっていき、

かわりにソーシャル(3・6・9)の力がけっこう重要になってきて、

そしてお爺ちゃんになると自己保存(1・4・七)が重要になってくるかもしれない。

(このへんの年代的考察は生煮えなので私もよくわかっていない)

 

・・・てことで、エニアグラムについての駄文でした。

(※前半で「感情」の価値をアゲすぎたので、後半でサゲてバランスを取りました。)