INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

統合の恐ろしさを自ら証明

エニアの統合について、私は以下のように書いてきた。

①統合とは、尊重しすぎるゆえに経験値が低くなって生じる欠点である

②統合に関して、人は自己評価が過大となりがちである

 

これを端的に表す例として、今回私は「自分自身」をあげてみようと思う。

 

私の統合は1であり、すなわち

「きちんと」「精密」「規則・法律」「掃除・整理整頓」「勘定・帳簿・金儲け」

などの分野がダメダメなわけであるが、

この中で周囲の誰の目にも明らかに劣っているのは「整理整頓」の分野であり、

一方で最も理想が高いように見えなくもないのは「規則・法律」の分野である。

従って、私の最大の欠点は「規則・法律」ということになる。

(整理整頓は自覚してるからさほど問題にならない。ダスキン頼めばいいだけ)

 

 

ということで、私の法律観について書いてみる。

これを読めばきっと、

「なるほど、理想が高すぎるとダメっていうのは、こういうことか。

 これならたしかに、理想は低くても実行する奴のほうが有利に決まってるわ」

ということを実感できると思う。

 

そして実感したら、私というきちがいを踏み台にして、

ぜひ自分自身の統合についても考えてみてもらいたい。

 

では、はじまり。

 

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私の愛読書の一つに、まんが「史記」・全15巻があるが、

ここには春秋時代の中国各国(←魏とか呉とかのことね)

の様々な法律が登場し、実におもしろい。

私はもう数十回は読んでいる。(←でも人名はぜんぜん憶えてない)

 

この中で、私がしみじみ感心した法律を4つほど紹介しよう。

記憶力が悪いのでどの国の法律だったかは一部を除いて忘れたが、

興味のある人は検索してみてください。

(それか、光輝「史記」を今すぐ全巻購入してください。まじで面白い!)

 

 

【春秋中国のおもしろい法律:1】

『秦の細かい法律は、雑魚な小役人が威張り散らすだけの社会を生んだ。

 俺は小役人が威張り散らす社会が一番嫌なんだ。

 従って、今までの法律はぜんぶ、今日をもって廃止する。

 今後は、法は三章だけとする。

 ひとつ、人を殺したる者は死刑。

 ふたつ、人を傷つけたる者はムチ打ちの刑。

 みっつ、物を盗みたる者はその量に応じて適当に罰する。』(楚・劉邦

 

 

(私の感想)

最強法律国家だった秦を撃破した劉邦が言った言葉。

たいへん興味深い発言である。

 

中国の言葉に、「法律が多すぎる国は滅ぶ」というのがある。

戦争に勝つために目先の軍事力を手っ取り早く上げるには

確かに法律(規則)というのは最強の武器となり得るわけだが、

その先を考えると、法の横行はメリットより弊害のほうが多い。

 

最強国となり天下統一した後たった15年で滅んだ法律国家「秦」と、

その秦を倒して400年の歴史を作った劉邦の「漢」を比べてみても、

法律が多すぎる国はクソという考えは、たぶん正しいと思われる。

 

(日本の実際)

日本人は法や規則を作るのが大好きだが、それを廃止する能力がない。

だから日本の法律は私の汚部屋よりも散らかっていて、

今後もひたすら散らかり続けるであろう。

私は自分が散らかし魔王だからこそわかるのだ。

日本の法律は、ゴミ箱よりもカオスであると。

 

法律を作ることなんて、猿にでもできる。

法律を減らせる人間こそがえらいのだ。

 

え?

じゃあ立法家や法律家になればいいって?

ばかやろう、私みたいな「法の天才」が、

あんな頭の悪い法律の試験に通るわけないだろうが。

(ついでに日本の立法家は猿よりもバカでないとなれない)

 

 

【春秋中国のおもしろい法律:2】

『役人が優秀な人材を国家に推薦し、その人材が登用され手柄を立てた場合は、

 紹介者にも同じだけの褒美(金銀と官位)を与える。

 逆に、紹介した人材が罪を犯した場合は、

 紹介者にもまったく同じ刑罰(労役または死刑)を与える。』(国忘れた)

 

(私の感想)

これは合理的だけど、あまりうまくいかないように見えるな。

そりゃたしかに、普通に推薦制度にしたら

「自分より優秀な人を紹介したら自分の地位が脅かされるから、

 自分より無能なやつを推薦しよう。そうだそうだ、そうしよう。」

って考える奴がいるに決まってるから、それを防ぐにはこの法律は合理的だ。

 

でも、紹介したという出来事がいつまでも履歴に残るべきではない。

でないと、「俺が紹介してやった恩も忘れやがって」みたいな

恩着せがましい奴が大繁殖することになるので、やはりこの法律は良くない。

 

(日本の実際)

日本の人事は一部の女性専用職(古い大企業のお茶係的なやつ)を除くと

そもそも内部紹介制度になっていないから、あまり関係ないかもしれない。

ただし「合コンのメンバーには自分より美男を呼びたくない」とかの

せこすぎる場面において、この問題が表出しやすい傾向がある。

でもそれは経営や運営とは関係がないから、そういうのは自由にやればよい。

 

 

【春秋中国のおもしろい法律:3】

『経済交易を促進するために、無料で飯を食える駅亭を多数作ることとする。

 ただ、こうすると「タダやったら倒れるまで食いまくらな損やんけ」とか

 考える乞食も現れるだろう。そういう奴は、駅亭制度を破綻させる原因となる。

 従って、駅亭で規定ルール以上の飯を食った者は死刑とする。』(国忘れた)

 

(感想)

「セコ」の代償が死というのは、マスゾエさんとか戦慄ですね。

さすがにそこまで厳しくなくてもいいですが、せめて

「セコ罪は、判明した罪の30倍を弁償させる」

というのがデフォであるべきと私は思います。

(30という数字は、某昆虫の発見率を参考に規定しました)

 

こうしないと、

「もしバレたら、バレた分だけ返せばいいんだろ?

 それってバレなかったぶんは得をするっちゅうことやから、

 やらな損やんけ」

と考えることが正当化されてしまいます。

だからこそ、逆に

「セコ罪は30倍賠償がデフォで、そこから減刑できるぶんを

 犯罪者本人が立証しなければならない」

ということにするべきなんですよ。

 

日本の検察は強引で有名であるが、それはそもそも法律が悪いとも言える。

なんでセコい奴のために国が罪を証明してあげないといけないのか?

そんな無駄なことするのは、税金を燃やしてるのと同じだ。

殺人や傷害は別としても、セコ罪や騙し広告などの経済犯には、

コックローチ方式を用いて経費節減をすべきなのだ。

目には目を、経済には経済を、ということである。

 

(日本の実際)

日本のアホすぎる裁判官の中には、以下のようなことを言うアホもいるだろう。

「食い過ぎたら死刑になるような危険な駅亭を作ることが罪である。

 タダで食えるなら、セコりたくなるのが人情というものだろう?

 だから、そんな駅亭を作って誘惑するほうが悪い

 従って、駅亭を作った国は、盗んでしまった人に慰謝料を支払うべきである。

 でもそんな判決をすると俺が談合政権から睨まれて昇進できなくなるから、

 今回の件は全員無罪(処置なし)とする。」

 

いやいや、ちがうだろ!

悪いのは食い過ぎた奴であって、他の人は一切関係ない。

誘惑者が悪いのであれば、鰻屋や焼き鳥屋はすべて逮捕しなければならなくなる。

誘惑については、誘惑に負ける奴が悪いだけだ。

 

もし国や駅亭に問うべき罪があるとしたら、それは「タダで配った」ということだ。

これは不当廉売であり食い物屋への嫌がらせになりかねないので、

その場合は国は罰として配布額の10倍を国庫に納付しなければならない。

といっても自分自身に支払うのは不可能だから、不当廉売の実害を発生させて

おきながら放置した地域の関係行政官を罪に問うこととし、

該当者は減給3割×3か月の処分として反省を促す。とすべきである。

 

余談になるが、日本では、そもそも国の失策を罰するという法律がない。

完全に国が悪い場合でも、国は被害者に税金を差し出せば済むだけだ。

結局損をするのは納税者ということになり、悪代官はちょっと叱られて終わり。

国は痛くも痒くもない。これは圧倒的におかしなことなのである。

 

もし会社という法人が法に違反することをした場合、その会社の役員は逮捕されるだろう?

ならば国が過った法律を作ってしまった場合は、国という法人の役員が逮捕されなければ、

どう考えても自律するわけがないではないか。

で、誰が立法法人の役員かというと、それは首相ではなくて国会議員だ。

首相が罪を問われるのは違法なことをした場合であって、腐った法の責任はすべて議員にある。

つまり国会議員というのは誰からも庇護されず、法が腐っていると裁判所から判定された場合は、

すぐにまとめて刑務所行き(重過失立法罪)になる立場であって当たり前なのである。

 

ただし議員を集団逮捕する際は、いちいち行政が止まると面倒なので、大臣は免除でよい。

だから逮捕されたくなかったら大臣になればいい。

(このようにすれば、「表に立たずに裏で糸引いてるほうが美味しいわ、ウシシ♥」とか考えてる

 妖怪院政ジジイらも多少は減って、きっと一石二鳥であろう)

 

なお行政の過ちについては、下っ端役人が勝手に悪さをした場合は、もちろんやった奴個人が悪い。

上から生命を危ぶむような脅迫をされてやむなく実行したという明確な証拠がない限り、

役人が犯した罪は、組織でなく当然に個人が負うべきである。

日本は何事も少数首切り(首謀者首切り)で片付けようとするが、それは完全に間違っている。

犯罪の実行犯は、オウムと同様にことごとく逮捕する必要がある。

そうでなくては麻原以外の信者を何人も死刑にした筋が通らない。

 

 

 

【春秋中国のおもしろい法律:4】

『働けるのに働かずして乞食となった者は、死刑とする。』(国忘れた)

 

(私の感想)

いやー、むちゃくちゃだけど重要な法律ですね、これは。

現代感覚だとさすがに死刑は厳しすぎるだろと思いますが、

乞食に罰則を与える必要はあると私も考えます。

合理性を持つ乞食の無敵さや連鎖力をなめてはいけません。

個々の乞食は危険ではないので看過しがちですが、

乞食思想は宗教と同じくらい危険なものなのです。

 

(日本の実際)

かつて大阪では乞食で大儲けする人が続出し、「乞食御殿」という

言葉もあった。原価ゼロのおいしい商売、それが乞食である。

やがて乞食演技が超儲かると聞きつけた低脳ゴールドハンターたちは、

我も我もと〇王寺駅につめかけ、おかげで駅から動物園までの長い道に、

すずなりの乞食が両側にびっしり並ぶという珍光景を生み出した。

そうなると、もうほとんどの乞食は儲からなくなり、儲かるのは

差別化に成功した美人女性乞食だけという、わかりやすい結果となった。

 

これについて、日本のアホすぎる裁判官はこう言うだろう。

「日本にもいちおう乞食罪は現存するが、初期の乞食については

 誰も苦情を言っていないから、被害者不在により罪を問わない。

 後発の乞食については、邪魔という苦情にもとづいて警官が退去を

 申し付けたにも拘わらず、乞食達はそれに従わなかった。

 よって、後発の乞食だけを公務執行妨害に問うべきである。」

 

いやいやいや、ちがうだろ!

警官の指示に従わなかったから逮捕するのではなく、

根本法理である乞食罪によって逮捕するべきである。

というか、そもそも乞食罪に違反する者を野放しにした警官を

職務怠慢の罪に問うべきという見方もあるが、

それよりもっと悪質なのは形骸化した法律を放置している立法家であり、

日本の警官は議員達からダブルバインドモラハラを受け続けている存在とも言える。

したがって当該乞食は罰金1万円、現場警官は減給5%1か月の軽処分とし、

国会議員は新設する「重大職務怠慢罪」を過去10年に遡及して適用し、

衆参に属した者全員を禁錮1か月の実刑(ただし内閣大臣は免除)に処す、

とするのが正しいと思われる。

 

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以上、どうでもいい法律話をだらだら書いてみたが、

おそらく読めば読むほど、

「うん、hizanoriみたいな奴にだけは立法権司法権を与えたらあかんな」

と思うことであろう。

 

しかし私自身は、自分の考えが間違っているとは1ミリも思っていないのだ。

 

私は、物事が現行法に合致しているかどうかなど、ぶっちゃけあまり興味がない。

私は法の原理は尊重するが、実際の法はうんことしか思っていないふしがある。

こういうと無法者だと思われるかもしれないが、そうではないぞ。

私は逮捕されたことがないし、裁判も負けたことがない。きっと今後もそうであろう。

私はゴミ箱以下の法律に裁かれたら悲観して自殺したくなる性格なので、

そうならないように常に警戒して行動しているのだ。

 

にもかかわらず、もし誤って有罪にされたりしたら、私は私を裁いた奴を絶対に許さない。

以前紹介したw6主人公の映画のように、私もきっと人生を賭し、私の全能力を注いで

復讐を果たそうとするであろう。私は凡人であるが、この点だけは天才異常者の宮崎駿氏も

ドン引きするほどの圧倒的きちがいであるという自信がある。

 

ついでに余談であるが、私がいま最も作ってほしいと願うイチ推しの法律は、

「2審で判決が逆転した場合、

 1審の裁判官には1審の裁判費用を全額弁償してもらう」

という画期的な法律である。これは心底から願っている。

 

いや、まじめに考えてみてくれ。

アホな判決を出したクソ裁判官がのうのうと暮らしているって、おかしくないか?

愚かな判決によって大量の時間を失った人、人生を破滅させられた人の恨みはどうなるのだ?

裁判官は聡明である義務がある。アホのくせに裁判官になる奴は、社会の敵なのだ。

 

実際、誤って死刑判決(痴漢判決でもよい)を出された人なんかは、きっと裁判官を絞首刑に

してほしいと願うだろうが、さすがにそれだと厳しすぎて誰も裁判官にならなくなってしまうから、

まあここは金だけにしておこう。 

ということで、2審でひっくり返されるようなバカ判決を出した裁判官には、1審の裁判費用を

個人負担として全額賠償させるべきである。

(なおこの法律を悪用して上級裁判官が下級裁判官にパワハラ脅迫をした場合は懲役実刑とする)

 

このようにすれば、しょうもない裁判に時間をかけると自分の首を絞めることになるので、

日本のチンタラ裁判も少しは迅速になることであろう。

日本の裁判は、あまりにも時間がかかりすぎるために、相手の時間を人質にした脅迫、つまり

「おい、訴訟されて時間を失いたくなかったら、言う通りにしろや」という脅迫を合法化している。

(訴訟権の濫用が認められることはほとんどない)

こう言うと裁判官はきっと「それは法律が悪いのであって自分のせいではない」って言うだろうけど、

そういうときこそ得意の「解釈」を使うべきだ。

自分が悪いくせに訴訟する奴とか、訴訟をするすると言って訴訟しなかった奴とかに、

すさまじい重罪の判決を一発出せばいいだけの話。

そういう行動を一切せず、感想文付きのオナニー判決を出して聖人ぶってる裁判官とか、頭おかしいだろ。

いやしくも人を裁く裁判官たるもの、自分の地位と全財産を賭けて判決を出すのが当たり前だろうが。

そのへんの自営業のオッサンですら自分の事業に全財産を賭けているというのに、なんだそのざまは。

日本の裁判は無責任で恥知らずだ。司法はその責任を負うべきである。

 

 

総じて、私は法を軽視しているのではない。むしろ大変重要視している。

しかしそれゆえに、私はこの分野ではただのバカであり、

何の得にもならない不採算行動を繰り返しているとも言えるのである。

 

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というわけで、どうだ、統合の恐ろしさがわかったであろう。

統合というのは、人間の誰もが持つ、本当にどうしようもない欠陥なのだ。

しかも本人は1ミリも間違っているとは思っておらず、

むしろ純粋な理想であるとすら思っているから、本当にタチが悪い。

これこそが統合のおそろしい点である。

 

日本には、「人のふり見て我がふりなおせ」という言葉がある。

賢明な読者諸氏が、このアホブログを他山の石としてくれることを願う。