前回と似たような話になるんだが・・・。
まんが『ドラえもん』で、
(正確には、100円のアイスを50円で買い取る話)
で、ドラえもんは
「お人好しもここまでくると、さすがにまずいかも?」
と考え、
のび太に『ギシンアンキ』という疑り深くなる薬を飲ませるわけであるが、
まあドラえもんの話はここまでにしておこう。
(続きが気になった人は、最後に貼っておくので読んでくれ)
さて、私がこの話を持ち出したのは、
『このときのジャイアンの論法が、最近よく使われてるよね』
と思うからである。
すなわち、買い物というのはあくまで
「お金と物(又はサービス)の等価交換」
であるはずなのだが、
ここでわざと交換物を無視して「片方だけ計算する」ことにより、
相手の脳を混乱させようとする論法である。
って言っても抽象的すぎると思うので具体例を出すと、
たとえば以下みたいな論法だ。
賢明な読者諸君であれば、
この話のどこがおかしいか、すぐにわかったであろう。
そう、
財政支出と等価交換されたはずの「物やサービス」が
煙のように消えてしまい、計算に入っていない点である。
普通に考えれば、日本の財政は赤字続きなんだから、
5000万円の税金は6~7000万円の財政支出となって
国民に還元されているはず(←疑わしい)。
言い換えると、国民は5000万の納税と引き換えに
一人当たり7000万のサービスを受け取っているはずなのである
(本当にその価値があるかどうかたいへん疑わしいが)。
それなのに3000万を配ってしまうと、単純計算で国民の受取額は1億となり、
5000万の納税では到底足りず回収できるはずがない、という話である。
(てゆうか赤字なんだから10万円すら回収できるはずないんだけどね)
(架空のオチ)↓
このジャイアン論法って、
ただのしょうもないギャグだと思っていたけど、
最近の世の中では、まじで信じてる人もいるような気がしないでもない。
なんか最近、
かつて民主党が政権を取った時の世相と似てきたかもな・・・。
※ご注意
念を押すまでもないと思いますけど、
その他の税や天下り養育費(=無意味な免許やら認可やら棒振り爺さんに払う金やら
を国内事業者が強制的に負担させられ、それが代金に上乗せされるコスト)
も入れると、もはや普通に収入の半分以上をうんこ幕府に持ってかれるという
江戸時代以下の仕組みになってるから、そのへん決して勘違いしないように
してくださいね。
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【おまけ】
ドラえもんの続き
(こっちのほうが私の駄文よりよほどおもしろい)
初期のドラえもんは、今読んでもわりとおもしろい気がする。