INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

「カイジ」と「ひろゆき」と「アムロ=レイ」の共通点

長い間意味不明だったが・・・ついにわかったぞ・・・。

5w4という生き物について・・・。

彼らが取るべき、本当の戦略について・・・。

 

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以前、私は「希少性についての考察」という駄文で、以下のようなことを書いた。

親愛をこめて書いたつもりだが、内容自体は5w4をディスる内容であった。

 

前回の要約

 ①w4族(5w4、3w4):

    → 希少性または高度な専門性を目指しているが、その手の才能はほぼ皆無。

 ②侮れない4力を持つ者(5w6、3w2):

   → プチ希少のプロ。1万分の1程度のしょぼい希少を容易に何個も獲得する。

 ③本家T4族(4w5、4w3):

   → 本物の希少。1億分の1(=1万分の1の2乗)の希少性をも達成し得る。

      

(真の希少の例1)

  愛人と心中をしたが途中で怖くなり、愛人だけ死なせる。(←クズ)

  その後別の愛人と心中して成功し、妻を放置して死ぬ。(←クズ)

  クズな希少性も2乗されれば「本物のクズ」となり、文芸界に名を残す。

 

(真の希少の例2)

  宝くじで6億円当たった後、換金に行こうとして落雷の直撃を受けて死ぬ。

  当選と落雷という運だけの希少も、2乗されればギネスに載る。

 

 

私の観察では、w4族が目指しているのは、1万分の1のしょぼい希少性ではない。

1億分の1のほうである。

しかし彼らが実際に到達する希少性は、多くの場合、せいぜい千分の1である。

私は、1万分の1すらも滅多に達成できない5w4が、いったいどうして1億分の1を

達成できると思うのか、どうしても理解ができない思いがあった。

しかし、今はわかるようになった。

カイジ」と「ひろゆき」と「ガンダム」を比較することにより、

私はついにわかったのだ。彼らの本当の戦略を。

 

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結論を書く前に、少し雑談というか、名著「カイジ」について復習しておきたい。

 

5w4族は漫画のカイジ(ISTP5w4)を好んで読むが、同じ5族の私も大好きである。

私の実家では、5w4の兄はもちろん、4族である父INFJ4w5も、そろって本書を

愛読していた。いわば家族のバイブルとでもいうべき書物であった。

 

カイジのおもしろみのひとつは、

中途半端な希少性を持つ利根川というESTJを登場させ、

カイジら5w4をディスりまくって、説教をぶちかますところである。

たとえば以下のような具合だ。

 

利根川

彼ら(カイジ達5w4)の病は、永遠に真剣になれないという病だ。

 だらだらと寝たいだけ寝て、半ば眠っているような状態で日々を繰り返す。

 彼らが少し熱心になる瞬間といったら、

 ケチな博奕や、どーでもいい女を追い掛け回す時くらい・・・。」

 

利根川

「彼らがなぜ、そんなクソ面白くもない気分で、人生の貴重な1日1日を

 塗りつぶせるのかというと、

 いつもどんな時も、現実は彼らにとって ” 仮 ” だからだ。」

 

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(このオッサンみたいな死に方だけはしたくないな・・・)

 

 

利根川ESTJはこのような名説教を各所に残しつつ、最終的にはカイジに倒される

利根川のこざかしくて堅実なやり方では、カイジの捨て身の攻撃に負けるのである。

このへんの痛快さがカイジの人気の秘訣なのであるが、

実は読者の約半数は、利根川寄りの考え方だったりする。

(にもかかわらず、全読者に支持されるのがカイジの名作たるゆえんであろう)

 

しかし、カイジという作品においては、対利根川戦は本番の前の前哨戦にすぎない。

カイジの本当の敵は、サラ金王である兵藤ENTJなのだ。

兵藤はただのサラ金屋ではない。

債務者達を奴隷にして、地下に自分の王国を作るほどの「本物の鬼畜」である。

そしてカイジは、仲間の助けを借りて、ついに兵藤に挑む。

しかし負ける。賭けた4本の指を切り落とされるという形で・・・。

 

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さて、この構図、どこかで見たことないだろうか?

これは、実はアムロとシャアの関係とよく似ているのだ。

アムロは、たいして珍しくもない少年であった。

それが、シャアという希少性を持つ男と出会い、

これと対戦することによって、

アムロは「普通ではない少年」の地位を獲得していくのである。

 

ガンダムの物語は、最終的にはアムロこそが史上最大のニュータイプであった

というストーリーなのだが、このへんは物語の持つ非現実性である。

現実には、ニュータイプ(超能力者)など存在するはずもなく、

真に希少なのはシャアという超優秀な指揮官であるわけなのだが、

そのシャアという珍しい男と関わりを持ち、

シャアにライバルと認定されることによって、

アムロは「シャアと互角に戦える男」という大きな希少性を身に着けていくのだ。

 

このような構図ゆえ、アムロはシャアを死なせてはならない。

シャアがいてこそのアムロであり、もしシャアがいなくなったら、

アムロはただの「ロボットの運転手」に戻ってしまう。

そうならないためには、シャアに活躍し続けてもらわねばならない。

カイジが兵藤に負けたのも、同じ理由である。

 

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そしてこの構図は、実在の人物である「ひろゆき」にも共通している。

ひろゆきは、本当は侮れない6力(協調性)を持つはずなのに、

なぜ他人様に論戦を挑みまくって、「論破王」などと呼ばれるのか?

 

それは、希少な才を持つ人物を選んで論戦を挑み、

相手から強敵と認められることによって、ひろゆき

「〇〇と互角に勝負できる男」という希少性を積み上げていく戦略だからなのである。

 

そういう目で見れば、ひろゆきの基礎である2ちゃんねる時代に、

彼が2ちゃんねらーという仲間と一緒になって(侮れない6)、

マスコミ(4)や芸能(7)を牛耳る大物や組織を相手に一歩も引かず、

次々と紛争を起こしていたこともうなづけるであろう。

 

そしてよく見れば、実はひろゆきは本物の大物に対しては礼儀を守っており、

どうでもいい小物だけを容赦なくフルボッコにしている。

ひろゆきからすれば、大物を倒して葬ってしまうことは、

まるで自分を照らす太陽を破壊するようなものであり、

それでは何の意味もないのである。

 

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まとめ。

 

5w4の戦略は、自らが希少になることではなかった。

希少な人物に寄り添い、相手の光で自分を照らしてもらうことだったのだ。

そしてその寄り添い方は、多くの5w4に共通して、奇特である。

希少な人物を応援するのではなく、むしろ挑戦するというスタイルを取り続けるのだ。

(これは、支援者のポジションを取りたがる6w5等とは、大きく異なっている)

 

5w4にとっての【希少な人物】には、「1万分の1」レベルの雑魚希少は含まれない。

「1億分の1」か、最低でも「百万分の1」を実現した人物でなければならない。

そして、その条件を満たすものであれば、別に4族である必要はない

とにかく希少の座をゲット済みの人物であれば、7族だろうと8族だろうと、

どんな分野・どんな価値観の持ち主であろうとも、よいのである。

 

しかし5w4の大半は、自らの戦略を自覚していない

ひろゆきのような「真に優秀な5w4」だけが、それを自覚し、実行できている。

無能な5w4は、ただなんとなく希少にあこがれ、安直に、自らが希少になろうとする。

そして希少族である4族に近づき、きっちりカモられて、敗者の人生を送る。

利根川が説教に使った「仮のオッサン」のような姿で終わる。

 

実際、私の兄なども、ひろゆきアムロの戦略を実行するどころか、

そもそも自分が取るべき戦略に、まるっきり気付いていなかったようだ。

安直な考えでコンテストを好み、普通に負け続け、老いてからは参加すらできない。

 

だから、5w4諸氏は、もっとはっきりと自覚すべきなのだ。

自らが希少になるなど、常識(6力)がありすぎる5w4には、到底無理だと。

そうではなくて、

希少な地位を得た人物にケンカを売りまくり、善戦して強敵として認められれば、

それが5w4としての勝利なのだと。

 

というわけで、私はすでに老いてしまった兄が気の毒なのだが、

まだ若い5w4諸氏には、ぜひ本考察を参考にして、

ひろゆきのような「優秀な5w4」への道を選ぶことを願う。

 

そのためには、5w4諸氏は、まずは「詐欺師の4族にすぐ迎合してしまう」という

救いがたい悪癖を、今すぐにやめなければならない。

しょぼい騙し屋の4族には、迎合どころか、むしろケンカを売りまくるべきなのだ。

 

(いちおう4族なら、どんなにダメダメな奴でも十万分の1の希少性だけは持っている

 はずだから、希少好きの5w4としては、ぎりぎりケンカを売る価値はあるはず。)

 

そして5w4諸氏は、私のような5w6に対して、対立的な立場を取るべきではない。

5w4諸氏は、少なくとも若いうちは、4族と敵対する同志として5w6を選ぶべきだ。

ひろゆき川上量生5w6と同志であったようにだ)

5w6は、詐欺師に対する敵対的スタンスを、最もゆるぎなく持つ人種だ。

5w6と手を組み、詐欺師とケンカするスタイルを固定してしまいさえすれば、

いずれ5w4は、その同志をも食い殺せるほどの人物になれるであろう。

ひろゆき川上量生を倒して、自らの引き立て役に使ったようにだ)

 

同志に選ぶ相手は、ESTJ3w2でもよいだろう。

イキリ型のESTJ3w2は、言動のすべてがイキっており、実に疲れる相手かもしれない。

しかし彼らも、5w6同様、詐欺師への敵対を1ミリも躊躇しない人種だ。

3w2は(彼らは取り飽きた賞状など望んでいないのだが)、侮れない4力によってS的な

コンテストでは受賞の常連であるため、「権威ある賞を天才性の根拠にしたがる4族」

の実価値を、決して過大評価しない人種なのである。

 

まとめのまとめ。

4族に羨望を煽られ、4族に憧れを持たされ、4族の真似をして、

見事にカモにされてしまうのが、5w4の典型的な敗北コースである。

この敗北の習慣から逃れるために、やるべきことはひとつだ。

まずは5w6や3w2と手を組み、4族と敵対する習慣を身に着けることだ。

私は3w2が嫌いだが、詐欺師と敵対するときだけは手を組んできた。

5w6と3w2は、騙し屋が嫌いという点においてのみ、ものすごく似ている。

 

「自己中」の定義が、人によって微妙に違う

自己中について考える。

 

自己中とは自分中心の考えということだけど、

そこには少なからず「善悪」のエッセンスが混じってしまっており、

人によって微妙に定義がずれてる気がする。

 

私はこれを、「どうやって糧を得ようとしているか」という観点で、

人間をエニアの3グループに分類して整理してみた。

 

(A)T1・T4・T7グループ・・・「他者から奪う

   1:足元を見て奪う

   4:嘘をついて騙して奪う

   7:脅して奪う、暴力で奪う

(B)T2・T5・T8グループ・・・「自分だけゲット、ますますゲット

   2:自分だけ愛されたい。自分以外の人は嫌われててよい。

   5:自分だけ賢くなりたい。自分以外の人はアホのままでよい。

   8:自分だけ支配権を持ちたい。自分以外の人は服従してればよい。

(C)T3・T6・T9グループ・・・群れの力で「範囲を広げる、拡大する

   3:同族の繁栄圏(優位優越)を広げる(一族パワー)

   6:仲間の居場所(安全快適)を広げる(同調パワー)

   9:人類の生存圏(自然環境)を広げる(生物種族パワー)

  (※グループCだけ切り口が善悪っぽくない。何度考えてもそうなった)

 

上記は、それぞれのタイプの悪口みたいに聞こえるかもしれないが、

よくよく考えると、実はそうでもなかったりする。

 

たとえば(A)グループのT7は、他者から強奪することを悪としないが、

そのかわり自分が強奪されたときに相手は悪だとか泣き事を言わないので、

ある意味公平で筋が通っているとも言える。

そもそも人類は、他の動物の命を強奪して生きているわけだから、

奪うことを悪だと言うのは難しいし、非現実的ともいえる。

(ただ、他の生物を食うのと共食いするのは全く同じではないけどな!)

 

また(B)グループのT2は、自分だけ愛されるために様々な努力をするが、

その結果として自分の容姿等がアイドルのように一人だけ褒めちぎられる状態に

なったとしても、それは個人の努力の結果である。

何かを得るために「努力」するのは個人の自由であるとも言える。

(競争を嫌う人にとっては、競争に勝つ努力なんて浅ましいと思うのだろうけどな)

 

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ということで、上記に挙げた「糧を得る方法」はどれも悪とは言えないのだが、

ウイングでの話になると、これらが「誰が見ても腐ったもの」になりやすい。

 

例えば8w7は、自分だけ権力を欲しいままにした結果、他人に暴力を振るっても

「奴隷が痛かろうが熱かろうが、たいしたことではない。ほれ見舞だ。うれしいか?」

くらいに考えるわけだが、もし自分が他人から暴言や暴力を受けた場合には、

ほんのかすり傷でさえも決して許さず、権力を濫用して釜茹での刑にしたり

しかねない。こういうのは、誰から見ても、まったく筋が通っていないと言える。

 

例えば4w5は、他人を騙してカモにするのは1ミリも悪いことではなく、

むしろ相手の愚鈍さについて指摘して教えてやってるのだから親切だろ?と

言わんばかりなのだが、もし自分が他人からアホさを指摘された場合は絶対に許さず、

どんな嘘をつきまくってでも「あいつのほうがアホだ」と中傷したりする。

こういうのは、きっと誰から見ても、まったく筋が通っていない行動であろう。

 

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てな具合に、クソな例として挙げた8w7氏と4w5氏には申し訳ないが、

誰もがウイングを持っている以上、こういう筋の通らない、クソな部分を

誰もが持っているわけである。

 

私はこの法則に従い、あらためて自分の腐った部分について考えてみた。

ただ、私はw6なので(C)の3・6・9グループについて考えねばならないのだが、

なんか(C)のグループって、(A)(B)のような善悪的な自己中じゃなくて

その手段を「どうやって拡散させるか」みたいな類のものだから、

なんか生態学的というか政治的というか、考えるのが難しい。

 

なのでよくわからんのだけど、5w6の自分はきっと、

自分(達)の居場所さえ快適であれば、たとえ外の世界が悲惨な状態になってても

「どーでもいい。てゆうかむしろ、俺らだけパラダイスでお得感が増したんじゃね?」

みたいに考える超クソ野郎なんだと思う。

 

一方で、同じ5族の5w4は、

自分だけ賢いのだから、アホな他人を騙して奪ってもいい(奪われる奴が悪い)と

考える傾向があるが、その一方で、もし他人から個人的に大切なものを奪われたら

もうショックすぎて絶望して死にたくなるみたいな感じで、

このへんの筋がまったく通っていない類のクソ野郎なのではないかと推測する。

 

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ここまでは「誰でもクソな部分がある」という人類共通の話で、

次に、個別の違いについて。

 

個別の違いとしては、私は自分の本体にもウイングにも含まれない(A)1・4・7

については、自己中かどうか以前にそもそも哲学が噛み合わないと感じるので、

おそらく他人から見る私も同様で、(B)を本体に持つ私の人生哲学的なものは、

(AwC)や(CwA)の人にはほとんど共感してもらえないような気がする。

 

そう思うのは、私自身が「奪う人(1、4、7)」の意図を悪意だと感じやすい

からである。

だって「共食い」って、ゴキブリでさえも最後の手段としてやることじゃん。

人類への帰属意識が低い私でさえ、平時に共食いはありえんって思ってしまう。

このへんは、筋が通っている場合はいちおう理解はするが、あくまで理解どまりで、

共感に達することは永遠にないような気がする。

(一方で、w1・w4・w7の人は、共食いのやり方がヘタクソすぎるというか

 躊躇しまくっているのが丸わかりなので悪意は感じないのだが、共食いをしたいのか

 したくないのか混乱しており、何がしたいのやらさっぱりわからん。)

 

また、自分の本体である(B)2・5・8の醜さはよく理解できるため、

そういう人たちを見てもお互い様と思うだけだ。

ただ、それらがヘタクソな「w2、w5、w8」の人達に対しては、

「いやいや、それは筋が通らんだろ!!」って𠮟りつけたくなることがある。

これを同族嫌悪というのだろうか、それともニセモノへの軽蔑と言うべきなのか、

w2・w5・w8の腐った行動に対しては、怒りというよりむしろ絶望感に近いもの

を感じやすいような気がする。

 

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まあそんなわけで、まとめると、

・誰もが頭の隅に「腐った考え」を持っており、

 その考えは誰から見ても「自己中なクソ野郎」に違いない

 (この部分は人類の共通認識)

という話と、

・ある種の自己中について、それに「まったく共感を示さない人」と

 「理解しすぎるゆえに容赦ない人」がいる

 (この部分は各価値観ごとに微妙にズレがある)

というお話でした。

 

いつもどおり、誰からの検証も受けていない自己流仮説からの推論なので、

おそらく間違っている部分がけっこうある。(特に3、6、9が難しかった)

まあ、何かを考えるきっかけにでもなれば幸いである。

友達と結婚するから少子化になるのでは?

超過疎ブログだからこそ言える暴言だが。

 

世間では、給料が安いから結婚しづらいとか、子供が作りづらいとか、

経済格差のせいで少子化になるんだ!みたいなテキトーなことを言ってる人が

やたら多いけどさ・・・。

 

そんなみみちい経済とか1ミリも関係なくさ、

ただ単に「恋愛」が友情的な要素を多く含むものとして複合化されてしまった結果、

ちまたに繁殖に向かない組み合わせが増えすぎて、

それで少子化になってると思うんだけど。

 

・・・っていきなり言っても意味わかんないと思うので順番に説明すると、

 

私はこないだ休みの日に、評論家みたいなオッサンが一般人夫婦の住む

デザイナーズハウス(注文住宅)を見に行って感想を述べる「建物探訪」

っていうしょうもない番組を、立て続けに15本くらい見たんだけど、

 

なんと、そこに出てきた夫婦のほとんど全てが、

エニアグラム上の好相性」によって結婚してたんですよ。

(エニア上の好相性とは、AwBとBwAの関係のことです)

 

でも、繁殖っていうのは価値観じゃなくて本能だからさ、

子供の増えやすさでは「MBTI上の好相性」(同一クアドラ)のほうが

意味があったりするかもしれないというか、ぶっちゃけ私の確信する意見としては、

繁殖はモロにMBTIとリンクしてるはずだと考えるのです。

 

なんでMBTIのほうが繁殖に関係しやすいかというと、それは人の性癖とか嗜好

みたいなものがMBTIの第1第2機能に起因しているからであって、

たとえばよく変態の代表として扱われがちな

「ロウソクを垂らされたり、ムチで叩かれたり、ブタ野郎って言われたりしたい」

みたいな人って、ぶっちゃけNTJ以外に存在しえないわけで、

同時にその相方を務められる特殊な人も、SFPにしか存在しえないわけですよ。

(この現象は、SFPのSe成分がNTJのNi成分に作用することによって発生します)

 

ここではわかりやすい例としてNTJ-SFPのクアドラを挙げさせてもらったけど、

他のクアドラの嗜好も、(ここはシモネタブログではないから明言は避けるが、)

クアドラ外の人から見れば「まさにド変態やな!」という類のものが大半なわけです。

 

夫婦というのは、いくら価値観の相性(すなわちエニア上の相性)がよくても、

他クアドラの持つ特殊な変態性に共感することは極めて困難なことであり、

「頭では理解するからしぶしぶ協力はするけど、内心はドン引きです」

みたいな状態になってしまうことは避けがたく、

この溝を埋めることは永久にできないと推測されます。

 

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私が思うに、もともとエニア的な好相性というのは、友人やパートナーとしての

長期安定性を考慮するときに有効なものであって、繁殖にはあまり適さないと思う。

ところが20世紀末は、まさに「劇的な恋愛」が商品になった時代だった。

しょうもない恋愛ドラマが、まるでテレビに生えるカビのように量産された。

これが、エニア的な結婚を量産する結果につながったのかもしれない。

 

(※考えやすいようにマスコミのせいにしてみたが、実際にはテレビとか関係なく、

 その前に人口が急激に増えすぎたために、アイデンティティを軽視された

 多子世代の人々がやたらと「自分にピッタリの相手探し」を好むようになり、

 その結果として「価値観ピッタリ」を最重視した組み合わせが増えた

 という話なのかもしれない)

 

 

一方で、それよりも昔にいた「お見合い斡旋おばさん」とかは、

たぶんMBTI的視点で組み合わせを考えていたのじゃないかな?

(だって、MBTIは写真などの外観からでもおぼろげに推測がつくけど、

 エニアはそれなりの時間をかけて話さないと、外観ではわからんからね)

 

クアドラは、繁殖において非常に重要な概念だと私は思います。

なにしろ、人類の75%から「このド変態め!」と非難されかねない趣味が、

同一クアドラの異性から見た場合に限り「そんなにも私が好みなのね」

ということになったりするわけだから、この差は大きいはずです。

これなら少々価値観が合わなくても、子供だけは生まれやすいでしょう。

 

・・・ということを、「建物探訪」を見ていてしみじみ思いました。

と言っても、私はそもそも少子化を問題だと思ってない気がするので、

これは問題提起とかの話ではないです。エニア婚でも全然いいと思います。

ESTJのおがくず知識(暗記知識)の意義

私の友人には、ESTJが結構多い(私の妻もこのタイプだ)。

ただ、ESTJにも3w2型と6w5型がおり、両者の性格はだいぶちがう。

私の友人達は6w5のほうのESTJであり、イキリタイプの3w2ではない。

(なおESTJのエニア分布は多岐にわたり、1型や8型なども存在する)

 

一般的に、ESTJ6w5は、おそらくネットではアホ扱いされるタイプだろう。

何しろ「w5」なので、5力が18種中の最下位であり、計算はできても考察ができない。

またT4の要素も持たないので、芸術/文芸などの独創っぽい才能もない。

ようするに、T5・T4の両方の要素が著しく欠けているために、

いわゆる知性的なものを感じさせない人種なのだ。

 

一方で、彼らは暗記力と暗算力があるのでテストで点数を取るのだけは妙に得意

であり、受験や資格などは平気でクリアして、しょうもないクイズやパズルなど

も大得意である。しかし、それがかえって「N力の致命的欠如」を感じさせる

ことになり、えも言われぬバカっぽい香りを漂わせたりする。

 

そして、そのような単純な思考回路であるにも拘わらず、彼らは社会では

すいすいと出世したりしやがるもんだから、T4・T5などのN族が多いネット界では

「世渡りだけは上手だけど、抽象的な話にはまったくついて来れない人達」

として、わりと蔑視の対象となりやすいわけである。

 

世の中では、

「彼らのしょうもない暗記知識が、実社会でいったい何の役に立つのか?

という議論がなされることがある。

私もかつては同じことを思い、何度も彼らに言っていた。

 

私「よくもまあ、そんなくだらない知識をいつまでも憶えてるもんやな!

  やれローマのヒポポタマスⅢ世が何年に即位したとか、

  古文のイマソカリとはどういう意味だとか、

  円周率の第20桁目の数字が瞬時に言えるとか、

  そういうゴミみたいな知識って、一生に1回でも使うことあるん?

  そんなのを憶えるのは、脳みそにおがくずを詰め込んでるようなもので、

  脳容量の究極の無駄使いやん。」と。

 

こんな感じで、私は彼らのしょうもない暗記知識のことを

「おがくず知識」と名付け、よくバカにしてきたものである。

(ちなみに彼らの返答は「わかってるけど、覚えてしまうんや」であった)

 

しかしエニアグラムを独自に研究してきた今では、

私はおがくず知識の有効性について、けっこう理解できるようになった。

おがくず知識は、実はおかくず自体に意味があるのではないのだ。

 

すなわち、おがくず知識とは、

脳みそをくだらない情報で満たすことにより、有害な記憶を脳内から消去

しやすくするための素材なのである。

彼らはおがくずによって脳の記憶領域をみずから塗りつぶすことにより、

T6族の能力の根源である「忘却」を入手しているのである。

 

脳における「忘却」の重要性については、以前「T6とは何か」で書いた

とおりであるが、簡単におさらいすると以下の2点である。

 ①「嬉しい記憶」を消去できれば、味をしめて調子に乗ってしまうことがなくなる。

  (世の中には、調子に乗ってやらかしてしまう悪癖を持つ人が実に多い)

 ②「嫌な記憶」を消去できれば、過去への羞恥や他人への恨みなどと無縁になる

  (世の中には、羞恥で死にたくなったり、恨みで自爆する人が実に多い)

 

かように、過去の出来事への記憶は、人間を退歩させる原因になりやすい。

その点、ESTJ6w5は、ゴミ知識と引き換えに出来事を忘れ去る天才であるため、

過去の記憶に振り回されて人間関係をこじらせたりしない。

何かに成功した後に、調子に乗って台無しにしてしまうこともない。

しょうもない「夢」や「プライド」に固執して、仕事を選り好みすることもない。

彼らは、たんたんと業務を行う機械なのだ。

しかも、ST型なので管理業務に向いている。

(ちなみに、N型やF型は管理に向いていない。N型は期限が崩壊しがち、

 F型は利益を無視しがちだからである。てことで私も向いてない)

 

企業の多くが、彼らを「何でも嫌がらずにやってくれて、適当に利益も出してくれて、

実に使い勝手がよい人材だ!」とみなすのは、ある意味当然の帰結なのだが、

そういう評価の源泉になっているのが、実は「おがくずを使った忘却能力」だった

ということに、世の多くの人は気づいていない。

 

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さて、そんなお得な特技を持つESTJ6w5だが、弱点もある。

それは、N力が致命的にうんこであるために、研究とか発明とかの分野では

びっくりするほど無能になってしまうということである。

実際、理系のESTJは、ただ単に「算術が得意」というだけで勘違いして理系に進み、

その後脱落していく人が結構多いという傾向がある(医学系・電気系を除く)。

 

ちなみに私の妻も、Nがカスなせいで4次元以上の数学が1ミリも理解できず、

単位を落として留年するという挫折を味わった。

物理系なのに熱とか波とかもいまいち理解できていないため、

卒論もろくに書けず、半分くらい私が書いてあげたような状態だった。

にもかかわらず、Nのない妻はまだ自分の適性のなさに気づかず研究の道へ進み、

わりと珍しい女性の理系研究員ということで最初は目立つ存在だったのだが、

案の定というべきか、悲惨なことになっていった。

 

妻は、すごく簡単な研究でさえもハナクソみたいな成果しか出せず、

INFJ型の無能で有名な上司から「まだできないの?」とか言われて

悔しさのあまり家で泣いているような始末であった。

 

そして、私が2年間の長期出張から帰ってきたときには、

妻はもう完全に鬱病になってしまっており、

真っ暗な部屋のすみっこで体育座りをしながら、

「会社、行かれへんねん。行こうとすると、身体が震えるねん」

とつぶやいていたのだ。

 

その後の闘病には、かなりの時間を要した。

一度壊れた精神は、もう戻らないのか?とさえ思った。

しかし妻は文転し、会社の予算を管理する部署へ移ったとたん、

まるで水を得た魚のように、楽しそうに仕事をするようになった。

 

その後、妻は自分が成就できなかった研究職の人々を深く敬うようになり、

(これは、過去の嫌な記憶に振り回されない特性による)

目先の決算のために研究費を減らさない予算担当として有名になり、

それが技術職/研究職の社員や役員からたいへんな支持を得た。

そして妻は、もはや療養の遅れなど誤差になるくらい、

破竹の勢いでごりごり昇進をしていったのだった。

 

(ESTJというのは転んでもタダでは起きない、実にしぶとい生き物である)

 

とまあ、そんなようなわけで、

おがくず知識というのは、究極にくだらない知識であればあるほど、

実務ではめちゃくちゃ有効に作用するのである。

(もしこの知識が「誰もが価値を感じる情報」であったならば、多くの人が真似を

 してしまい、ライバルが増えてしまう。しかし究極にくだらない情報だからこそ、

 しょうもなすぎて誰も真似する気が起きず、結果として「おがくず使い」は

 今後も独占的な立場を保てるという仕組みになっているわけである)

 

このメカニズムを知っている人はたぶん少ないと思うので、

興味のある方はちょっと考察してみてはいかがかという話である。

ひろゆき嫁のマンガを読んだ

ひろゆきの奥さん」が書いたマンガを買って読んでみた。

なんか動画で見て、MBTIとか気になったので。

 

結果、自信度99%で、ひろゆき嫁はINFP4w5ということがわかった。

 

そうきたかー。P型どうしだったか。

そりゃまた珍しいですな。

 

でもまあ、相手が私の天敵であるINFJ4w5じゃないと知って、

なんかホッとしたよ。

INFP4w5って、なんだかんだ言って、わりと働き者だからな。

消費も多いけど、そのぶんちゃんと生産もする。

 

(この点、たった1ヶ月働いただけで労働者ぶりっこして、働けど働けどとか

 ほざきやがる嘘つきタクボクズINFJ4w5とは、根本的に異なっている)

 

ただ、ひろゆきINTP5w4とひろ嫁INFP4w5では、

うんこの第3機能が重なってるのはやばくないか?と思ったが、

マンガを読んでみると、どうやら大丈夫らしい。

 

すなわち、Si分野には大別して「事務」と「家事」があるわけだが、

ひろゆきはしぶしぶ事務を多く分担し、嫁はしぶしぶ家事を多く分担する

みたいな形で、なんとか「トレード」が成り立っているように見えた。

(ただSiが鬼門であることは間違いなさそうだが)

 

そういう観点で見れば、私も家事や事務仕事は死ぬほど嫌いだけど、

自分の飯の用意と事務仕事だけは、しぶしぶやってる。

というか、クソ面倒で複雑な手続きでも外注せずに自分でやるのを見て、

周囲には私が事務を得意だと誤解してる人さえいる。

 

本当はすごく嫌々で、マルチタスクできないから要領もすごく悪くて、

まさしく時間の浪費なんだけど、なんか自分でやらないと社会の仕組みを見る力が

なくなってアホになってしまいそうで、それが怖いからしかたなくやってる。

 

(たぶん、ひろゆきもこんな感じでしぶしぶ事務の7割を分担してて、

 ひろ嫁のほうはしぶしぶ家事の7割を分担しているのではないかと推測する)

 

それにしても、相手が姫(INFP)だったとは、ちょっと驚いたな。

でも考えてみれば、相手を4w5とするなら人数ボリューム的に

INFJ4w5/INFP4w5/ISFP4w5の3種類がメインになるだろうから、

この中からINTP5w4が恋愛対象を選ぶとなれば、

それがINFP4w5になるのは、わりと当たり前なのかもしれない。

 

あと、マンガを読んで、なぜひろゆきがあんなにケチなのかわかった。

嫁がINFPだから、嫁に好かれようとしてISTJっぽい消費特性が加速するんだな。

なんか柄にもなく慈善団体に寄付したりしてるし、まんまINFPの影響やん笑

 

てことで、漫画の内容はどうでもいいノロケ話が多かったのだが、

MBTI的にけっこうおもしろかったので、マンガ代は無駄ではなかったと思う。

姫の奥さんにも好感が持てた。

(バイトからがんばって社員になるところとか、応援したくなる要素を持っている)

Youtubeの腐りっぷりは、もはやテレビを超えた

Youtubeという新たなマスコミが幅をきかせるようになったせいで、

だんだん世の中がすさみまくりになってきたな・・・。

あまりにも嘘つきが多すぎだろ。。。

 

ねずみ講の信者集めも目障りだけど、最近↓こういうのも増えたな。

 


www.youtube.com

 

これ、なんか昔コンピュータ専門学校が流行して問題になったときと

よく似てるわ。あのときも、まったくコンピュータに向いてない

SP型の若者が大量に騙され、悲惨なことになっていた。

(当時騙されたSPは、自分の適性のなさに悩んだ末、その後ほとんどが

 職を失っている)

 

こうやって「たった58分で30万ゲットだぜ!」みたいなクソ動画で無垢なSPの

羨望を煽り、騙してタコツボに送り込むのは、本人にとってはもちろんのこと、

社会にとってもマイナスでしかない。

 

せめて、勧誘する相手がSPではなくNTだったなら、たとえ騙し広告ほどの

報酬にはならなくとも、もともと適性があるのでそれなりに職業になり、

当然社会の役にも立つはずだから、悲惨なことにはならない。

でも、適性のない人を騙すのは、さすがにダメでしょ。悲惨すぎるやん。

こういう動画を載せるなら、MBTIの簡易検査を一緒に動画に載せて、

「結果がSPだった人は、向いてないからやめとき」って言ってあげるべきだ。

 

なのにこの動画、色々と茶番劇も痛いが、コメント欄がもっと痛すぎる。

「かっこいいです!」とか「さすがプロです、憧れます!」的なコメントが

ズラリとならび、まるでマルチのセミナーみたいになっている。

(よく知らんけど、Youtubeって都合の悪いコメントは消せるんだっけ?

 それとも、変なマンセーコメがサクラだったりするのか?

 なんかYoutubeって、もはや最高の騙しツールと化してるよな。。。)

 

でもさあ、冷静に考えればわかるやん。

こんなほとんど設備の要らない仕事で、1時間で30万なんてそうそう

あるわけないし、もし一時的にあったとしても、そういう多くの人が

「おいしいからやりたい」と思うような仕事は必然的に報酬が下がる、

それが対価というものの根本原理ですやん。

そういう目でこの動画を見れば、過剰にコピペを避けて全部手打ちしてる

ところとか、わざとらしい演技が多いのにも気づくはずなんだがなあ。

 

ちなみに、私は前にLancersでこのくらいのボリュームの仕事を出したことが

あるのだけど、予算2万円で出した案件に速攻で8件も応募が来て、

結局2人(NTとENFJ)を選び、それぞれ8000円ずつでの依頼になったぞ。

現実にはこんなもんだよ。

(なお、私は案件を出すに当たって仕様の明確化のために自分の時間を

 かなり割き、コピペネタになるファイルも添付して募集したから2万でも

 応募してもらえたのであって、丸投げだったらもっと払わないと誰も応募

 してくれないことを付記しておく)

 

そもそもプログラムって、もう何十年も前からあるものだし、わりと成熟産業に

近いものなんだから、もはや電動工具的な地味ツールとして見るべきであって、

もうカッコイイとかいう類のものじゃないでしょ。

 

私はプログラマーじゃないけど、設計職として会社に入って最初に書いた

計算用のプログラムは、A4用紙で1000ページくらいのボリュームだった。

一昨年書いた自社用のラズパイコードでさえ、約100ページだった。

このくらいのボリュームになると、いくら方法を知ってても、やっぱり

時間はかかってしまう。実際の業務の大半はこれに該当するわけで、

知識があるとかないとか以前に、どうやっても時間はかかるんだよ。

時間が食われて痛すぎるからこそ、少しでも要領の良いプロに頼みたいわけでさ。

 

それが、この動画みたいな2ページやそこらのミニコードに、社員の月給に

相当するような額が、何度も支払われるはずがないやん。

個人受注に慣れていて評価の高い人でも、まあ5万てとこじゃないか?

本当に30万で出される案件は、けっこうマジでハードだと思うぞ。

まあ本職じゃないから、詳しくは知らんけどね。

 

ちなみに、私の兄(ISTP)が昔コンピュータ学校に騙されて、悲惨なことに

なっていた。必死で働いて学費を出した母親も、気の毒だった。

専門学校以外、誰も得をしなかった。

こういうのは本当によくない。商売は三方よしであるべきだ。

 

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(追記)

本文中、まるで私がプログラムが得意とでもいうようなことを書いたが、

実際にはそうではない。INTP5w6の書くプログラムはくちゃくちゃで、

書いた本人にしか理解できない類のものになりやすい。

(6力が欠けており、集団で保守することを考えないからこうなる)

一方、INTP5w4の人は、口ではぶつぶつと反社会的なことを口走りながらも、

ちゃんと他人が読めるコードにすることに十分な手間を割いている。

このへんが、あなどれない6力を持つ5w4の協調性の表れなのだろう。

結局、産業としてのプログラミングに最も適しているのはINTP5w4である。

本文中、5w6の分際で生意気なことを書いた点をお詫びする。

INFJの父は、一発逆転に成功した(のか?)

こないだ、週末起業をやっているという3人の若者(全員31~32歳)と話をした。

3人のMBTIは、「ISTP5w4、IxTP5w4、不明」である。

3人とも本業があり営業職をしているが、いわゆるFIRE(早期退職)をしたいので、

週末に3人で集まり、情報を共有しながらがんばっているのだという。

資金は、それぞれ副業バイトをしながら貯めたお金(各600万~1000万)だ。

 

これを聞き、私はおもしろそうな若者達だと思った。

新卒から約10年で、しかも全員妻子持ち。

その条件で資金を貯めるのに、さぞ苦労しただろうなと思ったからである。

 

だが、最初は小売業の共同経営をやっているのかなと思ったのだが、

どうもそういうのではないらしい。

中身を聞いてみると、品薄になりそうな商品を買い占め、それを通販モールとか

フリマサイトで高値で売るという、ハナクソみたいなことをやっていた。

なんとかいうヌイグルミが高く売れるとか、カードやらゲーム機がどうとか、

目を輝かせて話していた。

 

私は「それ、ちんけなダフ屋と同じやんけ・・・。」とガッカリしたのだが、

そんなことは顔に出さず、冗談を言いながら話を続けた。

他には、3人で低脳なオンラインサロンに入り、サロンの主が主催する

転売用商品の展示販売会に遠征したりしているのだそうだ。

その他にも、いわゆる不労所得チックな収入方法である大家やら投機家やら

胴元やらになる方法を、あれこれと楽しそうに語っていた。

(私が心底がっかりしたのは言うまでもない。でも顔には出さなかった。耐えた!)

 

このとき、3人が何度も口にしていたのが、「一発逆転」という言葉である。

私には、それほど逆転せねばならないような状況にも見えなかったのだが、

会社勤めが苦痛で仕方がないため、とにかく一発逆転して辞めたいのだそうだ。

 

この日私は、彼らの欲求が、世間で言われる「ジェネレーション問題」みたいなもの

とはまったく関係のないものであることを確信した。

私はこれまでは、【ジジババが多くて若者が損をしている】という話を聞くと、

「まあそうだよなー、気の毒だよなー」と思っていたのだが、

少なくともこの3人について言えば、彼らはたとえ私より先に生まれていたとしても、

やっぱり同じことを言っていたに違いないと確信したのである。

なぜなら、実は私の父(INFJ4w5)が、ずっと彼らと同じようなことを言って

生きていたからである。

 

ちなみに私の父は、この生ぬるい若者達とは違って、本物のクズであった。

父は他人を騙すことを1ミリも罪と思っておらず、むしろ生きる目標であった

とさえ言えた(騙すことは知能の証明と考えているようだった)。

この3人も、もし父に会っていたら、瞬殺で食われていただろう。

現状に不満を持つ者は、みな父の笑顔の餌食になるのだ。

 

もし3人が父に会っていたら、おそらく3人はすぐに父の大ファンになり、

先を競って父に連絡先を伝え、いずれ父の養分にされていたに違いない。

私は思わず父の顔を思い出した。

最高に人の良さそうな笑顔で振る舞いながら、くるりと私のほうを振り返り、

決めゼリフである「な?カモやろ?人はこうやって釣るんやで」とつぶやくあの顔を。

 

そんな性格なので、父は家族からめちゃくちゃに嫌われていたのだが、

私とだけは例外的に仲が良く、よく仕事の話をしていた。

(父の会社の社員ともよく遊んでいた)

父は、世間的に言えば、いちおう「一発逆転に成功した人」のうちの1人

と言えるのかもしれない。

父は大学中退後の10年の半分以上を雀荘で廃人として過ごした後、

35歳で年収2000~2400万の定収入を手に入れ(一発逆転?)、

晩年は下がったがそれでも最低1200万以上の固定給をキープし続けたからである。

 

しかし父は、成功したあとも、やっぱり一発逆転を狙っていた。

なぜ成功したのに逆転を狙うのかというと、父は状況を

「もはや大逆転しないと、どうにもならない」

という状況にしてしまう天才だったからである。

 

私の実家は、逆転前も逆転後も、何度もサラ金屋に差し押さえられていた。

「なぜ収入が多いのに差し押さえ?」と思うかもしれないが、

競艇だけで毎月100万はスっていたのだから、ある意味当然の結果である。

50代で他界(競艇場で死亡)したが、そのときの父の預金残高はわずか1万円、

財布の中にあった未発走の舟券は全てハズレており、

そしてサラ金から多額の借金がある有様であった。

 

ここでちょっと、冷静に考えてみよう。

なぜ、一発逆転をせねばならないのか?

それは、わざわざ進んでビリになるように行動するからである。

周回遅れにならなければ、そもそも大逆転する必要がないのだ。

しかし父は、気がつくと必ずビリになる天才だった。

一発逆転して、自分は商売の天才だと自惚れても、結局は何も変わらなかった。

頭の使いどころを間違っているとしか、いいようがない。

 

父は、ずっと私に言っていた。

「商売は人間のクズがやることやから、お前はやるな。学者になれ」と。

「ワシは会長の飼われ犬、つまらん人生や。お前は国家の役に立つを仕事しろ」と。

こうして現状に不満ばかり言っていたから、他人の不満を煽るのも上手だったのだ。

 

私は言いつけにそむき、学者にならずに設計者になり、

ついには商売人となっているのであるが、

そもそも父は学費すらまともに出さなかった(近年問題になって

いるが、私もいわゆる奨学ローンを返済していた一人である)ので、

私は自分をさほど親不孝とは考えていない。

 

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総じて私は、INFJ4w5が好きではない。INFJ4w5は根本的に嘘つきであり、

他人に分け与えることを決してせず、騙して巻き上げることしか

考えてない奴が多すぎるからである。

 

これは、父に対する反発で言っているのではない。

DaiGoとか見ればわかるだろう。

彼は羨望を煽って吸い上げるだけで、分け与える愛は持っていない。

(なお父は、クズだとは思ったが私にはあまり被害がなかったし、

 私に対してはけっこう正直だったから、あまり嫌いになれなかった。

 たまに寿司を買ってきてくれたし。)

 

騙し屋の手口は、いつも同じだ。

①まず不満を煽り、②それから羨望を生じさせ、③焦りを煽ってサインさせる

のである。この手順のうち、最も肝心なのは①の不満だ。

騙し屋に煽られて現状に強く不満を持ったら、もう術中にはまっている。

 

冷静に考えれば、騙し屋に煽られて感じた「不満」の内容は、

たいていが「簡単に解決できるもの」ばかりである。

複数の不満要因が絡んでいても、一つずつ冷静に解決していくならば、

その1つは1年もかからずに改善されるだろう。つまり5つの要因が

あったとしても、5年以内に解決できる程度のものなのである。

しかし騙し屋はすかさず②の羨望(妬み)を生じさせることにより、

③一刻も早くその状態になりたいと思わせて、サインをさせるのである。

 

この手口に最もハマりやすいのが、ISTP5w4だ。

彼らは疑えば疑うほど、迷えば迷うほど、必ず騙されるほうの選択をする。

自分の思考が、欲望に支配されていると気づかないからである。

(NT型の5w4も虚業に転びやすいが、夢想が壮大すぎてなかなか実行されないため、

 時間以外のロスがS型よりも少ない)

 

カモの特徴は、よく父の会社に行って観察してきた私の主観では、

 (1) 継続が苦手で、近道をして一足飛びの変身を夢見るタイプ

 (2) アーリーマジョリティの消費属性を持ち、自分は情報が早いと思っている

 (3) 未来予想力が致命的に弱い(自己の願望と予想の区別がついていない)

の3つのうちのいずれかである。

(ちなみに父に一番騙されていたのは、父の会社の社員達だった・・・。)

 

しかし、私がこういうことを言っても、騙される天才である当人達は

私のことをウザがるだけで、みな父のような人の大ファンになっていく。

(そして絶望へ導かれる)

 

私は、頭では「すぐ騙されるようなアホは、どうなろうが放って置けばいい」

と思うのだが、なまじっか5w6特有の「あなどれない4力(=粘着力)」があり、

同時にw6特有の「忘却能力の欠如」という欠点があるので、

そういう状況を見ると気になってしまい、頭から離れなくなる。

で、だんだん凹んでブルーな気分になってしまい、私の武器であるNeが

うまく働かなくなってしまうので、まあとにかく嫌なのである。

 

世間では「騙されるな」という言葉は言えば言うほど嫌われるので、

リアルではできれば言わずに耐えるように努力している。

しかし、なんか腹の虫がおさまらないので、ここに吐いておく。

カモの騙されポイントである上記(1)~(3)について、私が思う対策は以下だ。

 

(1) 一足飛びの変身を夢見る悪癖

 ⇒「今すぐに大変身」という思考こそ、凡庸になるための王道コースである。

  (そんなすぐにできることなら、他人にもやれてしまうではないか)

  そうではなく、大変身なんてしなくても、1年で1個、5年で5個の不満を

  解消していけば、自分の環境は普通に快適になっていくはずなのである。

  (NがうんこなのにESTJの年収が上がり続ける理由は、これである)

 

(2) 自分は情報が早いと思いこむ悪癖

 ⇒誰かが教えてくれたことは、100%確実に、もう広く知れ渡っている。

  そういう誰でも知れることでも、あらゆる分野において即座に60点以上取れ、

  かつ70点以上は無駄だと思えるなら、ゼネラリストとしてやっていける。  

  逆にスペシャリストとして生きるなら、誰も教えてくれない情報を、自分にしか

  できない手段で集めるという作業を繰り返していくしかない。

 

(3) 未来予想力がないのに、群衆の行動を予想したがる悪癖

 ⇒ とりあえず、グラフで未来予想をするような人は絶対にアウト!!

  (グラフと統計は、アホが扱ってはいけないツールである)

  人の行動の予想は、つまり人間という粒子がどう動くかという計算は、

  単純なグラフではなく複雑な流体シミュレーション計算であり、

  脳内にその計算機を持つのはENTJだけなのだ。

 (つまり私も得意ではない。が、グラフで未来予想は死んでもしないぞ)

 

  また統計に弱いなら、まずは最小2乗法とかの実践統計から勉強するべきで

  あって、「F型が話す数学など正しいはずがない」と気づくべきである。

  これらの話の意味がわからない人は、「宗教教祖・自己広告・金融布教」の

  3つを生業にしている人には近寄らないほうがいい。特に、「胴元側になれ」だの

  「貸す側に回れ」だのの誘いは、ENTJの手先となったポン引きINFJの常套文句

  であることに、瞬時に気づかなければならない。

 

まとめ。

人間のどす黒い本性など、兵藤和尊にしか知りえない。

STJ型みたいに手堅くケチに生きろとは言わないが、

とりあえずポン引きのINFJに憧れるのだけはマジであかん。

それこそ時間の無駄、周回遅れになる第一歩だ。

 

よく見ろ。その騙し屋は、あなた以上に絶望感に追われている。

騙し屋の真似をしても、行き着く先は絶望だけだぞ。