INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

奇妙な病(時限)

人は生きていると、病気になったりすることもある。

私もかつて、めんどくさい病気になった。

バセ○ウ氏病というやつだ。

 

症状

■小さな物音で、跳び上がるほどびっくりする

■小さな光が、めちゃくちゃまぶしくて脳みそに響く

■人と話すと膝がブルブル震える

■体重が減りまくる

 

このようなわけのわからない症状が起こり、

最初はどうにか自分で治そうとしたが無理で、

ついに観念して会社の医務室へ行った。

 

私:

「先生、僕は脳みその病気になったみたいです。

 人と話すと、脚がすごい勢いで震えるんです。

 先月、人が大勢いる会議で話をしたら、脚がびっくりするほど震えました。

 なんでそんなに緊張したのだろうと不思議に思ってましたが、

 この症状は徐々に悪化していき、

 だんだん数人のミーティングでも震えるようになり、

 昨日はなんと、ローソンの店員のお兄さんと話しただけで

 脚がガクガクと震えて止まらなくなったんですよ。

 いや大袈裟ではありません、嘘だと思うかもしれませんが本当です。

 先生、これはうつ病の一種ですか?」

  

医者:

「あー、私はもうわかったよ。

 それはうつ病とかではなく、たぶんバ○ドウ病というやつだよ。

 とりあえず採血しよう。来週またおいで。」

 

私は、かつて漫画ブラックジャックの「奇病難病シリーズ」で

読んだことのある病名を言われて

「まじか?この医者は大丈夫か?」と思ったが、

はたして血液検査の結果は医師の予想通り、

甲状腺ホルモンの数値がぶっとんでいる結果であった。

 

後で聞いた話では、医師は私の膝ガクガクの話よりも、

私が激痩せした姿を見てわかったらしい。

(私はよく頭痛薬や肩凝り湿布をもらいに医務室へ行ってたので)

 

たしかに、体重が1ヵ月で12kgも減って、40㎏台になったからな・・・。

必死で食ってもすごい勢いで減りまくるのでびびったが、

それよりも脚ブルブルのほうがもっとびびった。

 

なお、ブラックジャックの時代と違い、今は特効薬があるから、

治療期間は1年ほどかかったけど、手術とかはしないで済んだ。

(ちなみにブラックジャックでは、患者の喉を切開して放射性物質

 埋め込むというやべえ治療をしていたので、私もその手術をやらないと

 いけないのかと思って、実はけっこうびびっていた)

 

==========

 

・・・って、いきなり病気の話をしたのは、

べつに病気自慢をしたかったわけではなく、

私は「膝が震える」というセンサーによって

【人間は人間と話す時、密かにかなり緊張していることを知った】

という話をしたかったのである。

 

人間は、ローソンのお兄さんに、たったひとこと

「あ、温めはナシでいいです」

って言うだけでも、実はそこそこの緊張(ストレス)を感じている。

そのことを、私は自分の病んだ肉体をセンサーとして使うことで、

はっきりと計測できたわけである。

そして、このような奇妙かつ貴重なデータを見たことがある人は

あまりいないだろうと思ったので、こうして書いてみた次第である。

 

・・・いや、上記の話の主語は、

ひょっとすると「人間は」ではなく「I型は」なのかもしれない。

 

というのも、とある女性歌手がこの病になり、

コンサートをやった後で突然

「病気になったから活動を休止します、みんなごめんね」

と発表し、ファンが泣いて残念がったという事件があったらしく、

その話を聞いた私は

「まじか、バセ○ウの身で何千人の前でコンサートをやったんか!

 そんなことしたら、脚が電動マッサージ機みたいになるやろ?!」

と心底驚いた、ということがあったからである。

 

その頃はMBTIとか知らなかったのだが、

今考えると、その女性歌手はあまりI型っぽくない人だった。

よく知らないが、たぶんドE型だったと思う。

 

一般に、【I型は人と会うと消耗し、E型は元気になる】という。

ひょっとすると、バセ○ウ病になったE型は、

一人のときのほうがブルブルしたりするんだろうか?

E型で同病になった人の話を聞いてみたいものである。