INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

積極と受動(時限)

私はMBTIを知る前、発達障○についてかなり調べていた。

発達○害という単語はもはや危険用語であるので使わないほうがよいのだが、

要するにADHDとアスペのことである。(正確にはLDも含むとされている)

 

てことで、早く死語になってほしいので時限話とするが、

今回は「アスペ」の話をする。

 

MBTIを知る人ならわかると思うが、

ADHDとはE型の傾向そのものであり、アスペとはI型の傾向そのものである。

従ってMBTIを知る人には、ADHDやアスペという単語には

もはやほとんど意味がなく、MBTIのほうが詳細だし使いやすい。

 

ただ、MBTIでは不十分なところもあり、それがアスペの分類だ。

アスペには積極奇異型受動型があり(+変形バーションの孤立型)、

両者にはかなり大きな違いがある。

なおE型にはそのような区別はなく(全員が積極と受動の中間)

かわりにADDというのがある。

 

この違いを意識してか、MBTIにも-Aと-Tという分類があるが、

あまりメジャーな分類とは言えない。

私も、アスペの分類をE型にも当てはめるのはナンセンスだと思う。

だからたぶん、-A/-Tは今後も流行らないと思う。

 

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さて、たぶん言わなくてもわかると思うが、私は積極奇異型のアスペである。

 

以下、かなり乱暴な言い方であるが、

時限記述として、ぼかさずはっきりと暴言を書いてみる。

 

アスペが積極か受動かは、恋愛傾向ですぐわかる。

自分からグイグイ行く「しかできない」のが積極奇異で、

言い換えると「相手からグイグイ来られたら絶対無理」なのが積極である。

 

結果として、積極と積極がくっつくことは無い。

電気のプラスとプラス、磁石のN極とN極・・・とにかく無理なのだ。

理由は「それだとヘテロにならないから」としか言いようがない。

積極型は、受動型のI型異性とくっつくか、中間型であるE型異性とくっつくしかない。

 

逆に受動型は待ちの恋愛姿勢であり、

同時に「相手が待ちの姿勢だったら絶対無理」なのが受動である。

受動型は、相手任せの異性は無理なのだ。

受動型は、積極型のI型異性とくっつくか、中間型であるE型異性とくっつくしかない。

 

 

だがここで、日本という国には奇妙な風習があり、

男女がお付き合いをするときは男性側から誘うという

意味不明な儀式がはびこっている。

たぶん外国のE型文化から来ているのだと思うが、

この文化はI型にはつくづくマッチしない、迷惑かつ愚かな文化である。

 

この文化を使って楽しんでいるのは攻受両刀使いのE型であり、

逆に損をするのはI型・・・特に受動男性と積極女性である。

なぜなら、受動男性と積極女性が付き合う場合、

本来の機能からいえば積極女性からグイグイ行くのが当然であるのに、

それが妙な日本ルールによって妨害され、やりにくいからだ。

 

おそらく受動型男性から見て好ましいのは積極型女性だと思われるが、

もし日本の儀式に踊らされて受動男性側からグイグイ行くと、

ほぼ確実にフラれることになってしまう。

なぜなら、積極女性は「グイグイ来られたら無理な人」が定義だからである。

(相手がE型であれば、自分から行っても問題ない)

 

じゃあ受動型が積極型を攻略したいときはどう行動すればいいの?

と言う人がいるが、その答えはたぶんシンプルである。

【できるだけ標的の半径5m以内に入っていき、にこにこしとく】

もう少し詳しく言うと、

・標的の動きを追って、付かず離れずでさりげなく追尾移動する。

・もし話しかけられたらうれしそうに応答する。

これだけだ。

一応存在に気付いてもらう必要だけはあるので、なるべく標的の視界に

入るように移動はするが、それ以外は何もしないのが一番である。

(事務的な用事で一瞬だけ話しかけるのはセーフである)

 

上記の答えは、受動型の人から聞いたのでそれなりの信憑性があると思うし、

積極の私から見ても、納得の答えである。

決して自分からアプローチしない受動型は、

積極の異性から見ると、たいへん好ましく見えるものである。

 

積極にとって、一番無理な異性は、積極だ。

べつに人物として嫌いというわけではないし、

むしろ積極から見た積極異性は、仲間感があって好ましい。

でも異性としてはどうしても無理で、

これは同性の友人がいかに好ましくても、恋愛対象にはならないのと似ている。

 

このへんのことは、30-35歳くらいになれば誰でも自然にわかってくるのだが、

10代や20代だと、なかなか気付くのが困難である。

長期にわたってアメリカナイズされた日本では、

E型が占領するメディアによって、軽薄な儀式が氾濫してしまっているからだ。

 

ところで、E型はメディアでしょうもない文化を流布しながらも、

実はE型は、I型には積極と受動があることに早い時期から気づいており

相手によって攻受を使い分けて盛大に楽しんでいる。

別に悪気があってやっているのではなく、もとより人間好きな彼らは

「攻め」と「受け」という役割分担を実演して遊んでるだけなのだが。

(だからE型どうしでもやっている。

 彼らは非定型の積極受動中間体であり、攻めも受けも両方大好物である)

 

※余談だが、そもそも若いE型って、とにかくI型のマネするのが大好きなんだよな。

 内気で恥ずかしがりなフリをするESFJとかENFPって、うじゃうじゃいるしな。

 (実際は、内気どころかドEのくせに・・・)

 なおE型が「I型のマネ」をして遊ぶ傾向は、たぶんESFJが一番わかりやすいと思う。

 たとえばISFJが衛生看護法を発明してやりはじめると、すぐに大量のESFJが

 「あれって、なんかモテそうね」とばかりにマネして看護をやり始め、

 いつのまにか看護界を占領して、軽薄かつ支配的な雰囲気を蔓延させたりする。

 たとえばISFJが観察保育法を発明すれば、それを見た大量のESFJが

 「子供のアイドルってのも美味しそうね」とばかりにマネしはじめ、

 数の力で保育界を占領してしまったりする(ISFJには0-1歳を押し付け)。

 

 まあE型は悪気なく人生を謳歌しているだけなので勝手にやればいいとしても、

 それに翻弄される若いI型はあまりに「損すぎる」んじゃないかと思うので、

 老婆心ながら、ちょっと書いておいた。

 ただ、E型は約半数が35歳以降に悲しいほどに綻び、負け犬の哀れさを匂わせ始める

 のが常だが、逆にI型は多くが35歳以降は犬ルールから解放され活き活きしてくる

 のが常であるので、人生70年のトータルではイーブンにできているような気がする。

 若年時は犬文化の受難者となる「積極女性&受動男性」も、35歳以降は漫画”逃げ恥”

 ”漫画家と異星人”のような、自分達らしい恋愛を誰よりも楽しんでいる姿をよく見かける。

 だから若いI型は、一時の不利にめげず信念を持って頑張ってもらいたい次第である。

 

 

積極と受動の話に戻るが、

実は私も、若い頃はぼんやりとしかわかっていなかった。

相手から来られたら無理っぽいということは察知できたが、

なぜそう思ってしまうのか、まったくわからなかった。

今ははっきりわかる。「凸と凸だから無理!」なのである。

 

もっと早く気づいてれば無駄な動きをせずに済んだのだが、

なんかI型って、そういうところが晩成傾向だよなと思う。