過疎ブログゆえに話せる類の内容なのだが、
私が今まで多くの人に話してみたにもかかわらず、
誰一人として賛成してくれない話がある。
それは、「週7勤務はいいぞ!」という話だ。
これは別にワーカーホリック的な話ではなく、
8時間×週5=40時間 で働くよりも、
5.7時間×週7=40時間 で働くほうがよっぽどいいじゃん
という話なのだが、
もちろんそれでも、聞いた人全員から
「そんなの絶対嫌」って言われてしまう。
それどころか、
10時間×4日=40時間 のほうがいい
とか言い出す人が多く、私は完全に異常者扱いである。
ちなみに週7嫌派の意見に「泊りで遊びに行けない」というのがあるのだが、
そんなのたまにしか行かないのだから有給で行けばいいわけで、
特にI型の場合は、あまり問題ではないと思う。
皆が週7を嫌うのは、おそらく別の理由があるのだ。
ひとつ思ったのが、「通勤時間がもったいないから」という理由だ。
たしかに、片道何十分もかけて通勤する場合だと、
日数が増えるほどロスも増えて、嫌なのはよくわかる。
しかし、そう思って私は、最近リモートワークになった人に、
同じ質問を聞きなおしてみたのだ。
しかし、リモートワークの人に聞いてみても、やっぱり答えは同じだった。
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人間は、寝る時間を8時間とすると、起きてる時間は16時間である。
このうち、3時間くらいはメシ・フロ・トイレなどの維持活動に必須として、
自由に使えるのは13時間くらいである。
13時間から8時間を取られると、残りは5時間。
ここから、無駄な昼休みや移動時間などを引かれると、もうあまり残ってない。
しかし5.7時間であれば、残り時間は7.3時間。
ここから昼食や移動時間を引いたとしても、
もう1回5.7時間を作れるくらい、しっかり残ってる。
私としては、5.7時間なら一日の「第2試合」が毎日作れるので、
まるで24時間で2日ゲットするようなプチ錯覚さえ感じられ、
たいへん得した気分になると思う。
また、5.7時間なら14時半ごろに帰れる人もいる(昼休み短縮)ので、
毎日「今日は何をしようかなー?」と楽しみになる。
・友達と遊ぶもよし
・子供と遊んであげるもよし
・ちょっと昼寝してから冴えた頭で研究するもよし
・1人でカニ食いに行くもよし
・第2試合も引き続き仕事でもよし(よくないけど)
あと、これも意外と無視できない事実だと思うのが、
「日曜の18時ごろになると、明日から月曜と思ってブルーになる」
という類の、無駄な気分の浮沈を感じずに済むことである。
そんなわけで、実際に時間を得してるわけではないのだが、
1日を2分割しやすいメリットと、
気分的なメリットが大きいと思うのである。
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週7勤務は、昔の農民とかにはわりと当たり前だったと思うので、
私はこのことを「農民スタイル」と呼んでいるのだが、
現代の会社では、おせっかいな労働法によって禁止されているため、
実際にやってもらうことはできない。(クソ法多すぎ)
しかし考え方としてはシンプルで普遍的だと思ったので、
少しは賛同者がいるかと話してみたりするのだけども、
いままで1人たりとも、賛同者に会ったことがないのである。
不思議である。実に不思議である。