INTP5w6による性格タイプ雑記ブログ

MBTI&エニアグラムのよもやまブログ

言葉と行動

人間は、自分の性格は自分が一番わかっている(はず)だが、

他人のMBTIやエニアを考えるときに重要なのが

「言葉」と「行動」の明確な区分けである。

 

デビッドカーシー(INTP)の一派によるMBTIは、

完全に「行動」で判断することを旨としているが、

私の駄文もカーシー式で、行動のみを基準にしている。

 

だって、「言葉」なんていくらでも嘘つけるし、受け売りで話せるじゃん。

最近は少なくなったが、かつては日経新聞を毎朝読んでるおじさんが大量にいて、

彼らの発言は半分以上が「日経の受け売り」だった。

これをそのまま受け取ると、こういうオジサンの性格は全員ENTJ3w4みたいな、

あり得ないことになってしまう。

 

てことで、カーシー派は行動を基準にすることを徹底しているのだが、

私もそこは絶対条件だと思っている。

 

(外国人しか載っていないのが難点だが、私は有名人のタイプ判定で迷ったら

 必ずカーシーサイトの見解を見に行くようにしていた)

 

だが、「言葉」で見たがる人もいるようで、興味ないからよく知らんけど、

言葉で判断したがる派の人はセレブリティ派?と呼ばれるらしい。

(彼らが何がしたいのかは、よくわからん。サロン的な何かか?)

 

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上記はMBTIについての話だが、

エニアにも、こういう観点(=行動か言葉か)での違いが発生する可能性がある。

もちろん私は、エニアも「言葉」で判断するのは愚かであると考える。

 

ただ、エニアも行動のみをみるべきなのであるが、

そもそもエニアは「行動の動機」に焦点を当てたものであるため、

何をしているのかではなく「何のためにやっているか」を推理する必要がある。

 

それを知るのは簡単でないため、本人が「これこれの目的でやってます」と言えば、

その言葉が一人歩きして、言葉主体の判定をする人が増えることが多い。

また、長期の行動目的はウイングであるが、長期の展望が言語化されすぎると、

メインとウイングを入れ子にした判定をする人が増えることもある。

(そして設問回答式の自己判定も、ウイング判定において精度が悪くなる)

 

エニアは、表面的な行動だけではわかりにくい。というか私は、

他人のエニアを判定することは、原理的に不可能に近いことだと思う。

ただ、MBTIとの相関を考えれば、例えば「タイプ2のINTP」等はほとんどいない

はずだと推定できるので、そういう極めて希少な例外を除いていくことで、

そこそこの判断はできるであろうということである。

 

しかし、エニアは主に幼少期の家族構成により決定づけられるので、

まったくMBTIとリンクしていない場合も1%未満の確率で存在する。

そういう例外を無視し、こうである可能性が高いという推理を繰り返しているわけで、

いわば蓋然性の塊としてしか判断できないのだが、

結果として、設問回答式の判定よりはマシなレベルくらいにはなると思う。

 

 (参考)エニアのメインタイプと、MBTIの8機能(MBTI分類)の主な対応

    T1・・・Te/Si (STJ)

    T2・・・Fe (FJ、EF)

    T3・・・カオス (E)

    T4・・・Ni/Fi (NF、SFP)

    T5・・・Ti/Te (T)

    T6・・・Si (SJ)

    T7・・・Se/Ne (ETP)

    T8・・・Te/Se (ETJ)

    T9・・・Ne (NFP、SFJ

 

MBTIに比べると、そもそもエニアは非体系的で、かなりオカルトである。

しかしエニアは、各場面において各タイプの持つ武器のどれを使うかという、

いわば武器選択の遊びであり、役に立つこともある。

 

 (例えば5w6であれば、逆ウイングが4で、5の発散統合先が78であるから、

  「主砲5、 副砲7・8、 探知装置4、 推進装置6(=再弱装甲面6)」

  という自分の特性を理解して、自分という艦艇をどう操縦するかという

  ちょっと楽しい遊びができる)

 

一方でMBTIは、感覚の対要素として直観という要素を理論立てたのは秀逸なのだが、

悲しいかな、単体では何の役にも立たない。

なぜなら、人間の99%は自分の価値観に完全に支配された意識によって行動しており、

長年の行動習慣の結果として得意不得意がすでに固定化されてしまっているため、

MBTIを知っても短期的な行動を変えることは99%不可能だからである。